ORICON NEWS

w-inds.、世界観や固定観念にとらわれない新たな可能性に満ちた新作とは!?

 w-inds.が2015年第1弾となるシングル「FANTASY」を1月21日にリリース! 恋に落ちたときの情熱的な気持ちを躍動感みなぎるサウンドに乗せたw-inds.流パーティーチューンに仕上がっている今作。2015年もw-inds.は、リスナーの予想をはるかに超える新たな挑戦に臨んでいく。

これまでの活動をCheck!過去のインタビュー
プロフィール/CD売り上げ
オフィシャルサイト(外部サイト)

固定観念、世界観を変えていくことがw-inds.

――ニューシングル「FANTASY」は、2015年第1弾作品にふさわしいアグレッシブな作品となりましたね。
千葉涼平 ハッピー感にあふれた楽曲になりました。
緒方龍一 20曲ぐらいデモ曲があるなかから、最終的にこの曲がシングルとして選ばれたんですけど、アルバム『Timeless』の延長線上といいますか、今回もEDM感はなくして、ちょっとハウスっぽい、ディスコっぽい楽曲を収録したんです。
橘慶太 でも、正直、「FANTASY」がタイトル曲になるとは思ってなかったら、聞いたときは、“えっまじで?”って、衝撃でしたね。
龍一 一番洋楽っぽいといいますか。僕も「FANTASY」はシングルにはならないと思ってたから、ビックリしましたね。
慶太 作家さん自体、そもそも海外の方ですしね。でも、日本語で歌うと日本語独特の言い回しだったりで、洋楽っぽさが薄れてしまうところがあるんです。
涼平 それがまたよかったりもするんだけどね。
慶太 この曲の歌詞を書いてくださったカミカオルさんのセンス、言葉の引き出しの多さのおかげで、洋楽っぽいメロディーラインがちゃんと生かされていて、感動しましたね。
龍一 最初はカップリングの「Million Dollar Girl」か「Sweetest love」のどちらかがタイトル曲になると思っていたんです。ものすごくキャッチーで、聴きやすいし。だけど、こういう曲がシングル向きっていう固定観念、世界観を変えていくことがw-inds.らしいんじゃないかと。
涼平 今の僕らだからこそできるといいますか。狙っているわけではなく、今のw-inds.がやることで新しい何かが生まれる可能性を一番持ち合わせていたのが「FANTASY」だったんですよね。
龍一 全体的にポップス要素が強いシングルになったと思います。あと、慶太の声色の違いがより強く出たシングルだなと思いますね。

――レコーディングはどうでした?
慶太 今回はとにかくレコーディングに時間がかかりましたね。でも、自分自身のコンディションはすこぶるよくて、終始、声がかれることもなく、気持ちよく歌うことができたんです。だからこそ、もっといいものが録れるんじゃないかと、あきらめがつかなくなるといいますか。“あっこれもおもしろいかも!?” と、細部にまでこだわってしまって、結果2人を6時間待たせてしまったんですけど。
龍一 長かったですね〜。
涼平 待ちくたびれました(笑)。
慶太 本当にごめんね。でも、一旦スイッチが入ってしまうとどうにも止められなくなってしまって。ハモリのタイミングも絶妙に合わせたくなったりとか、やればやるほどピターッとしたくなるんですよね(笑)。

――自分のなかで納得するまでとことんやらないと気が済まないと。
慶太 これが僕の性格なんで(笑)。でも、最初はピタッーッとさせずに、あえてちょっとずらして歌ってみるんです。そこからまた1つひとつ細かいタイミングを気にしながら歌っていくんで、気付くと時間がものすごいかかっていたという。

――話を聞いているだけでも、気の遠くなるような作業を繰り返していたと。
慶太 でも、それが僕にとっては楽しいんで。まったく苦にならないですね。
龍一 あの譜割りによくこの言葉が乗ったなって〜。でも、最近ふいにこの曲を歌っちゃうことが多くて。誰かが歌いはじめると、誰かが続けていって、止まらないんですよ。
慶太 そうだね。もしかしたら最初耳にしたときはあまり聴き慣れないメロディーで違和感があるかもしれないですけど、何度も聴いていくうちに、自然と染み込んでいくと思うので、ぜひ一度とは言わず、繰り返し聴いてほしいです。

2014年は10年ぶりの台湾公演も!今年も新しいことにチャレンジしていきたい

――新たな挑戦作「FANTASY」で2015年をスタートさせることになりましたが、2014年はそれぞれのソロ活動はもちろん、海外公演など、幅広い活動が展開されましたね。
慶太 2014年も本当に充実した1年を送らせてもらいました。
龍一 昨年の夏には、イベント『a-nation』で久々に台湾でライブをさせてもらったのですが、ちょうど10年前に僕らが1stライブをした同じ会場だったんですよ。
涼平 懐かしかったよね。10年ぶりだったんですけど、観客の方の熱気はあのころと全然変わってなくて。台湾のファンの方からものすごいパワーをもらいましたね。

――w-inds.は、日本のダンスボーカルグループの代表的存在として、長い間アジアで高い人気を誇っていますが、その状況に対してプレッシャーみたいなものはありますか?
龍一 プレッシャーというよりは、ただただありがたいですね。台湾での公演は、10年ぶりだったので、どんな反応をしてくれるのか、不安がなかったわけではないのですが、空港に降り立った瞬間からたくさんのファンの方たちが待ってくれていて、純粋にうれしかったですね。
慶太 また初心を取り戻すことができました。
龍一 あと、ファンの人から、カラオケで1日中、w-inds.メドレーをしてましたって聞いたりすると、そんなにもたくさんの楽曲をリリースしてきたんだなって、改めて時の長さを感じたり。でも、何よりすごいな〜、俺、やったことないわって(笑)。
慶太 ライブでもそんなにも長い時間歌ったことないのに。
龍一 カラオケ自体、あんまり行ったりはしないんですけど、履歴とか見て、w-inds.の楽曲が入っていると、すごいテンション上がりますね。
慶太 デビュー当時の楽曲とか今でも歌ってくれたり。僕らの中では10年以上も前の自分たちを思い出してしまうから、恥ずかしい部分もあるんですけど(笑)、それだけ長い間僕たちの楽曲がその人たちの中に存在し続けていることが何より幸せだなって思いますね。
涼平 みなさんが僕らに対して期待を持ってくれているぶん、もっとクオリティーの高いパフォーマンスを見せていかなくちゃいけないなって。2015年もどんどん新しいことにチャレンジしていきたいですし、そういった意味では「FANTASY」という楽曲で新たな年の幕を開けることができてよかったと思います。

――驕ることなく、常にひたむきな努力を重ねている3人だからこそ、こうして長い間、多国籍のファンの方たちから熱い支持を受け続けているんでしょうね。では、最後にひとりずつ2015年の誓いをお願いします。
慶太 睡眠をちゃんと取る!これまでの僕は寝るのがもったいないと思っていたのですが、寝ないといろいろ体に支障をきたすことがあるので、今年はたくさん寝て、パワーを蓄積したいと思います。
涼平 僕は、水回りを常にきれいにする!

――なんだか急に生活臭がプンプンしてきましたが(笑)。
涼平 忙しいとつい掃除を後回しにしてしまうので、2015年は気付いたら即やる!をモットーに、生活空間をきれいにしたいと思います。
慶太 (しみじみと)水回りは大事だからね〜。

――では、龍一君、お願いします。
龍一 僕はお中元やお歳暮を贈れるような人になりたい!

――えっ??(笑)
慶太 でも、わかるかも。
龍一 いわゆる一般常識が僕には欠けているので、いい年ですし、そろそろ中身も大人の男になっていかないといけないなと。

――むしろその欠けているところが、常人じゃない、アーティスティックな魅力につながっているところもあると思うのだけど。
龍一 でも、あまりにもなさすぎというのも、いい加減まずいので(笑)。2015年はしっかりした大人の男を目指したいと思います。

(文:星野彩乃)

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索