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ORICON NEWS
2015年ブレイク最右翼の歌手・大原櫻子、新たなティーン女子“憧れ”の存在に
大原櫻子からコメント動画が到着!
ほんわかしたキャラクターと歌声のギャップ
そして約5000人のなかからヒロインに抜擢されたのが大原櫻子だった。一見すると、どこにでもいそうな普通の可愛い女子高生。その素朴な姿に、最初は誰もが驚いたかもしれない。しかし、亀田氏がオーディション当時「満場一致で選びました」と明かしている通り、小さな体に秘めたパワーはとてつもないものだった。その一番の魅力は「歌声」。ただ“上手い”だけではない、一つひとつの言葉が心の底までしみわたってくるような、芯の通った力強い歌声は、歌手としての唯一無二の武器となる。亀田氏は「彼女が初めて審査室で、僕らを目の前に歌った時、その声をもっと聞きたいと思いました。そして小さな体から発せられる、その歌に圧倒されました」と大絶賛している。
ビクターエンタテインメント(以下、V社)担当者によると、公開前に劇中バンド・MUSH&Co.として実施したフリーライブには、女優としての大原のファンが多かったそうだが、公開後、2013年のクリスマスにお台場で開催した“大原櫻子”名義のライブにも多くのファンが集結。年明け以降、「プレミアム感謝ライブ」と称して全国各地で実施したソロのフリーライブでは、どこにいっても「さくちゃーん!」「可愛い!」と、ティーン女子から大きな声援が集まった。小さな体でギターを携え、パワフルに歌う姿。「“応援したくなる”“友達みたい”と親近感を持つ一方で、歌うとすごく上手い。そこに“憧れ”を抱くファンが多いようです」とV社担当者が分析する通り、キャラクターと歌声のギャップは同世代の女性たちを瞬く間に虜にした。
より身近な立ち位置から背中を押してくれる存在
また、大原のブレイクを後押しする要素の一つとしてもちろん欠かせないのが、亀田氏による楽曲だ。オリコンのエンタテインメントビジネス誌「ORIGINAL CONFIDENCE」で長年にわたって連載しているコラム「ヒットの理由」やNHK Eテレの番組『亀田音楽専門学校』からもわかる通り、亀田氏は自らヒット作に携わっているだけでなく、J-POPの名曲が愛される理由を様々なかたちでひも解いている。その亀田氏が作詞・作曲・編曲を手掛ける大原の楽曲は、ティーン女子の悩みをともに分かち合い、そっと背中を押してくれるような歌。ティーンはいつの時代も自分の心を代弁してくれる存在を求めている。大原はこれまでの女性シンガーよりさらに身近な立ち位置から、新世代の“ティーン女子の代弁者”になりつつあるのだ。
2014年はソロ名義でのシングル発売のほか、フジテレビ系ドラマ『水球ヤンキース』でヒロインを演じるなど、女優、歌手としてさらにステップアップした大原。1月7日には第93回全国高校サッカー選手権大会応援歌として自身も作詞に参加した2ndシングル「瞳」の発売も控えるなど、年初から精力的な活動が続く。2015年、本格的なブレイクはもう目の前だ。