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東京女子流『注目グループの新作が到着!メンバーの新たなチャレンジとは……!?』

 昨年12月に初の日本武道館公演も経験した東京女子流が、3rdアルバム『約束』をリリース。シングルとしてリリースされた「Bad Flower」やテレビ愛知・テレビ東京系アニメ『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』のエンディングテーマ「ディスコード」はもちろん、女子流ならではのクオリティの高い楽曲を多数収録。彼女たちの新たなシーズンの始まりを告げる作品になっている。

今までとは違った女子流を見せられる気がする

――3rdアルバム『約束』、すごくカッコイイですね。2ndアルバムもステキでしたが、さらに大人っぽさが増した気がします。
小西彩乃ありがとうございます!本当に楽曲がだんだん大人っぽくなってきているので、今回のアルバムでは、また今までとは違った女子流を見せられる気がしています。私たちの声や歌い方もこれまでのアルバムのときとは変化しているので、持っている方は、ぜひ比べて聴いてもらいたいです。
庄司芽生“これが女子流だ!”って強調する感じの作品が1stアルバムで、そこから成長した姿を表現したのが2ndアルバム。それに対して今回の3rdアルバムは、再スタートを踏み出した女子流を見ていただける1枚になっているんじゃないかなって思います。例えば、「月とサヨウナラ」っていう曲は1stアルバムに入っていた「孤独の果て」と似てると思うんですけど、さらに大人っぽくなっている。いろいろな経験を積んだからこそ歌える曲が収録されていると思いますね。
山邊未夢カッコイイ曲も増えていて、特に「月とサヨウナラ」や「幻」、「Bad Flower」「ディスコード」は、すごくいいサウンドが作れているんじゃないかと思います。でも、カッコイイ曲だけじゃなく、かわいらしい感じの「大切な言葉」も入っているし、TRFさんのカバーも歌わさせていただいて。いろんなジャンルの曲が収録されているので、楽しく聴いていただけると思います。

新たな目標に向かってスタートを切ったところ

――本当に様々な楽曲が揃っていますが、そのなかでも個人的にお気に入りだったり、これはチャレンジだったという曲はありますか?
新井ひとみ新しい挑戦だなと思うのは、4thシングルとしてリリースした「ヒマワリと星屑」のイングリッシュバージョンです。これはアジアや世界に向けて女子流を発信していくための曲。だから、英語の発音は難しかったんですけど、一生懸命歌いました。
小西私が好きなのは「幻」。この曲はテンポが面白いんですけど、こういう不思議な楽曲を女子流でできて楽しかったです。それと、まだあまり女子流を知らない人に聴いてもらいたいのは「ディスコード」。サビはすぐに歌えちゃうくらい一番覚えやすい曲だと思うので、男女関係なく好きになってもらえるんじゃないかなって思います。
中江友梨「月とサヨウナラ」は去年の武道館コンサートで初披露した曲なんですけど、椅子を使ったパフォーマンスをしているんです。そういうダンスは初めてだったので、女子流の新たな一面を見せられたんじゃないかと思います。この曲は別れの歌で、レコ―ディングのときも実年齢より10歳上をイメージしながら歌ってと言われて。精一杯歌いましたが、もっと歌い込んでいくうちに、どんどん自分のものにできるんじゃないかなって思っています。
庄司私はアルバムのタイトルにもなっている「約束」という曲が、すごく好きです。最初は過去を引きずっていたけれど、最終的には次のステージに向かって走り出す。そういう歌詞の内容が胸にまっすぐに届く曲になっています。女子流も武道館公演を終えて、また新たな目標に向かってスタートを切ったところ。だから、重なる部分があるんです。
山邊私も「約束」を聴くと、すごく元気をもらえるので大好きですね。だから、聴いてくださるみなさんにも、この曲で勇気を与えられたらなって思っています。それに、「約束」を聴いて、感動して泣いてしまったスタッフさんがいるんですよ。そのくらい年齢に関係なく響く曲なんだなって思うし、音楽の力を改めて感じた曲でもあるんです。

――「約束」は本編の最後にふさわしいメッセージのある曲になってますもんね。では、そんなクオリティの高いアルバムでスタートする2013年の抱負を聞かせてください。
新井女子流は「音楽の楽しさを歌って踊って伝えたい」をコンセプトに活動しているグループなので、今年は今まで以上に全国各地に行って、直接女子流のパフォーマンスを見てもらいたいなって思っています。これまでもイベントをやると、立ち止まって聴いてくれる人がいて、すごく嬉しかったです。だから、そういう人をもっともっと増やせるような活動をしていきたいです。
中江日本だけじゃなく、海外にも行きたいですね。去年はシンガポールでライブをさせていただいたんですが、お客さんが盛り上がってくれて、すごく楽しかったです。台湾と香港ではアルバムが発売されているので、まずはアジアの国から。でも、夢は大きく、ヨーロッパにも行ってみたいです(笑)。
(文:高橋栄理子)

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