(更新:)
ORICON NEWS
ソ・イングク『抱きしめたい、守ってあげたいと思わせてくれる』
モニターを観るのも恥ずかしかった
ソ・イングクまったく考えていなかったです、演技をするチャンスも突然めぐってきた感じで……。まさか俳優をすることになるとは、自分でも驚きがありました。
――デビュー当時は自分の演技を観るのが恥ずかしかったそうですが……。
ソ・イングクそうなんです。でもだいぶ慣れました。最初のころは、モニターを観るのも恥ずかしかったんですよ。今では必ずモニターで自分の演技をチェックしています。平気になってきたのは慣れでしょうね。
――初主演作の『応答せよ1997』は、高校生役がメインでした。実際のイングクさんの学生時代はどんな感じでしたか?
ソ・イングク学校のなかでは、かなりヤンチャなほうでした。友だち同士で集まってふざけあったり。男子校だったからドラマみたいな男女の仲良しグループで交際したりという感じではなかったのですが、他校のみんなで集まって、そのなかで好きな子ができたりとかはありました。女の子にもイタズラしたりからかったりすることも多かったです。(演じた)ユンジェと僕は似ているところは多かったと思います。落ち着いて大人びた部分もふざけた部分も持っているところとか……。
――仲間たちの絆が胸に響くドラマでしたが、撮影現場はどういう雰囲気でしたか?
ソ・イングク同年代の人が多かったのですごく良い雰囲気で、いつもわくわくしていました。自分にとっては、人生を変えてくれた素晴らしい作品だと思っています。
――最新作『主君の太陽』の撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
ソ・イングクとても雰囲気がよくて、いつも現場では笑顔でいられる、そんな感じでした。ソ・ジソブさんからは、今度は一緒に音楽をやろうと声をかけていただいたりしました。お互い忙しすぎて、実現はしていないんですけど、ジソブさんがHIP HOPをやっているので、僕がフィーチャリングとして参加するか、ジソブさんが僕のところにゲストとして来てくれてラップをするとか。どんな形でもいいから一緒に音楽の仕事をしてみたいという話をしていました。
――演技のアドバイスはありましたか?
ソ・イングクたくさんのことを伝えてくれました。俳優同士は息を合わせるのが大事だからねとか、とにかくたくさん。
素敵な人だから、自分とは似ていない(笑)
ソ・イングクもちろん共感できます。ゴンシルは年上ですけど、守ってあげたいなと思わせる人だと思いました。彼女って明るいけどちょっと影があって、悔しい思いもしているし、だからこそ幽霊が見えてしまうんだと思うんです。そういうところがあるから、抱きしめてあげたい、守ってあげたいと思わせるんだなと思いました。
――演じたカン・ウと自分が似ていると思うところはありますか?
ソ・イングクはっきりとはわからないですね。カン・ウは素敵な人だから、自分とは似ていないんじゃないかなと思いました(笑)。
――どういうところが素敵な人だと思いましたか?
ソ・イングクすごく仕事に対して生真面目なところ。それから、人を守るという仕事を持っていることもかっこいいなと思いました。
――ドラマにはたくさん幽霊が出てきます。カン・ウはすごく怖がりでしたけど、ソ・イングクさん自身はどうですか?
ソ・イングク僕も怖がりです。苦手ですねー。怪談とかを聞くのは大丈夫なんですけど、幽霊は怖いです。見たことはないですけど、一生見たくないです! 撮影現場には幽霊のメイクをした人がいて、それはどちらかというとおもしろかったです。それと同様にお化け屋敷とかも、ビックリはするんですけど、やっぱり人間だとわかっているので幽霊の怖さとは違いますね。
――今回のドラマではどういう役作りをしましたか?
ソ・イングクカン・ウって素敵な人物ですよね。いつでも素敵な人でいないといけないので、どうやったらそういう男に見えるかを考えて努力しました。一つひとつの動作においても、カン・ウならこうするだろうとしっかり考えてから動くようにしていました。
――普段はカン・ウと違って心のままに行動するタイプなんですか?
ソ・イングクそういうタイプですね(笑)。
――これから挑戦してみたい役柄はありますか?
ソ・イングク悪役をやってみたいですね。今のところはそういったオファーはないんですけど。いきなりではなくても、自分の年齢にあった役を演じていって、いつか似合うときがきたら悪役を演じられたらいいなと思います。
(文:西森路代/写真:片山よしお)
ドラマ『主君の太陽』
関連リンク
・最新CDリリース情報はこちら☆
・ドラマ『主君の太陽』公式サイト