(更新:)
ORICON NEWS
長澤まさみ「自分のことを諦める人間にはなりたくない」
どれだけ自分にプレッシャーをかけられるかが勝負
「自分で準備してきたものだけではなく、監督が求めるものに応えていくことは私にとって勝負でしたし、とても緊張感のある現場でした」と笑顔で語る長澤。勝負という言葉から、プレッシャーを楽しめるタイプなのか問いかけてみた。
「自分の限界を決めたくないんです。芸能界で、旬が終わったら使いものにならない、という話もあるかもしれませんが、でもその人の人生が終わるわけじゃない。自分と付き合っていくのは自分だから、自分のことを諦める人間にはなりたくないです。意味のない自分へのいじめは必要ないと思いますけど(笑)、乗り越えたいと思えるような作品にはどんなに大変な役柄でもチャレンジしていきたい。プレッシャーに押しつぶされそうになった時期を経験してきた今だからこそ、そう思えるのかもしれません」
ストイックだが、余白を残して、やるべきことと向き合う。それが長澤まさみ流の仕事術だ。今年30歳を迎える長澤。理想とする女性像を語ってもらった。
「変に緊張すると語尾が強くなってしまって無意識に相手に圧を与えてしまうことも…もうアラサーですし、そこは気をつけようと思っています(笑)。お手本になるような方は沢山いますが、なかでも麻生久美子さんはもの凄く人当たりがいいので憧れますし、いい影響をもらっています。女優さんなのにとても普通の感覚も持っていて、人として、友人として、女優さんとしても心から尊敬しています」