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(更新: ORICON NEWS

美しい「雨の風景」を愛でる

梅雨。毎日続く雨に陰鬱な気分になることもあるが、見方を変えてみよう。雨ならではの美しい色彩、音、臭い…晴れの日には感じられない情緒がある。日本語には、200以上もの「雨」を表す言葉があるという。忙殺される日々の中だからこそ、そんな雨景色を愛でてほしい。きっと心が動く瞬間がどこかにあるはずだ。
佐藤秀明-『雨のくに』より

「好雨」
渇きの中で待たれていた時に振る雨のこと。渇きを解消する意味で雨も人にも待ち望まれているときがある。

「走り梅雨」
本格的梅雨入り前に見られる、梅雨を思わせる天候。天気にも先走りする奴はいるようだ。

「女梅雨」
ひと時代昔の日本女性のイメージと同じで、静かにしとしとと降り続ける雨のこと。

「夏雨(かう)」
夏の暑さの中にひとときの涼をもたらす、夏の恵みの雨。

「青梅雨(あおつゆ)」
青々しい木々の色をさらに濃く鮮やかに輝かせる夏の雨。木々は重厚感と気品を増し、その魅力を放つ。

「夕時雨(ゆうしぐれ)」
夕方に降る時雨。一日の終わりに降る雨ほど切なくてさみしいものはない。


出典 
「雨のくに」著:佐藤秀明 (PIE BOOKS 刊)

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