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ヒット曲“4曲入り500円” CD新機軸

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 大手レコードメーカー・ユニバーサルミュージックが、“4曲入り500円”の新形態CD『コンパクト・ベスト』シリーズを23日から発売する。同シリーズ第1弾は、25日に一周忌を迎えるマイケル・ジャクソンのジャクソン5時代を含む4曲のヒット曲を収録した『コンパクト・ベスト〜マイケル・ジャクソン』と、Ne-Yo(ニーヨ)レディー・ガガブラック・アイド・ピーズマルーン5のヒット曲を各1曲収録した『コンパクト・ベスト〜メガ・ヒッツ』の2タイトルを投入。全国のCDショップのみならず、全国500店舗のローソンでも試験的に販売し、新規販路と顧客の開拓を目指す。

“4曲入り500円”の『コンパクト・ベスト』シリーズ 

“4曲入り500円”の『コンパクト・ベスト』シリーズ 

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 現在、音楽配信のフルサイズ楽曲の中心価格帯は、モバイルが300〜400円、PC配信が150〜200円で展開されるなか、今回、同社が開発した『コンパクト・ベスト』シリーズは、1曲125円。“4曲入り500円”を実現するために、パッケージを簡素化するなどして、配信楽曲よりも安い価格を実現した。

 音楽業界ではこれまで、CDシングルを500円で販売するケースはあったが、「シングルではなく、ベスト中のベストを低価格で発売する発想だった」と同社・飯塚義典氏(制作編成部カタログ・マーケティング本部本部長)は説明。第1弾は「5万枚」のセールスを目標に掲げる。

 店頭では、レジ横に置かれたり、レジ上から吊り下げられて販売されることを想定し、1箱に10枚のCDが入ったパッケージで店舗に納品。箱を開封して組み立てるとディスプレイ・キットとして活用できるようにした。店舗側にレジ横の商品陳列を働きかけることによって、“ついで買い”“試し買い”の購買機会獲得を目指すという。ローソンでは雑誌コーナーで展開され、書籍ラックの前面に据え置く形で販売予定。

 豊富なコンテンツを有する同社は、「さまざまなアーティストの許諾を申請し、あらゆる構成を企画中」(飯塚本部長)としており、2〜3ヶ月に1度のペースで数タイトルを投入予定。まずは洋楽からチャレンジし、クラシックやジャズ、邦楽の展開も視野に入れている。

シリーズ第1弾 6月23日(水)発売
■『コンパクト・ベスト〜マイケル・ジャクソン』
<収録曲>
1.ABC
2.帰ってほしいの
3.アイル・ビー・ゼア
4.ベンのテーマ


■『コンパクト・ベスト〜メガ・ヒッツ』
<収録曲>
1.Ne-Yo/ビコーズ・オブ・ユー
2.レディー・ガガ/ジャスト・ダンス feat.コルビー・オドニス
3.ブラック・アイド・ピーズ/パンプ・イット
4.マルーン5/サンデイ・モーニング


 Michael Jacksonレディー・ガガNe-Yo

関連写真

  • “4曲入り500円”の『コンパクト・ベスト』シリーズ 
  • マイケル・ジャクソンのヒット曲4曲を収録した『コンパクト・ベスト〜マイケル・ジャクソン』 
  • Ne-Yo、レディー・ガガ、ブラック・アイド・ピーズ、マルーン5のヒット曲を各1曲収録した『コンパクト・ベスト〜メガ・ヒッツ』 

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