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アリス、33年ぶりにフォークの聖地“神田共立講堂”でライブ

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 3人組フォークグループのアリスが7月20日に、フォークミュージック全盛の1970年代“フォークの聖地”と呼ばれた東京・神田共立講堂で、約33年ぶりにライブを行うことが15日までにわかった。1972年のデビュー以来アリスが同所で単独ライブを行うのは、初めてのこと。

神田共立講堂でのライブ開催を発表したアリス(左から矢沢透、谷村新司、堀内孝雄) 

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 フォークを志して上京した70年代の若者にとって、“フォークの聖地”と呼ばれるようになった神田共立講堂は、ブレイク前のアリスをはじめ、吉田拓郎井上陽水甲斐バンドらがライブを行い数多くの伝説が生まれたことで知られる会場。しかし、1976年12月22日以降、コンサート・ホールとしての使用が封印されてしまった。

 今回、7月24日から全40本もの全国ツアーをスタートするアリスだが、メンバーの谷村新司堀内孝雄矢沢透の3人は「“ここしかないだろう!”と。懐かしいんですよ」と、同所でのライブを発案。今回のライブは「営利目的ではない」という“想い”が認められて、ついに全国ツアー直前の7月20日に、伝説の地・神田共立講堂でのライブが実現することになった。

 「何バンドもがあのステージに一緒に出て、競い合ってた場所です。楽屋にブレイクする前のチューリップ、かぐや姫、オフコース、アリスも、皆いましたからね」と、3人は当時を振り返る。また、「共立講堂の客席で青春を過ごした人は、物凄い数いると思うんだよね。誰のファンとか関係なく。だから、あそこにいるだけでその頃の自分を思い出すだろうし、僕らもお客さんだけじゃなくホールにも“ありがとう”を言いに行きたいし」と、今回の1日限りの同会場でのライブについて説明している。

 全国ツアーの発表だけでもニュースとして世間を騒がせたアリスだが、今回の“フォークの聖地”でのライブは、ファンにとっても、アリスにとっても、大きなニュースに違いないだろう。

◆アリス公式サイト
http://www.alice2009.com


 アリス谷村新司堀内孝雄吉田拓郎井上陽水甲斐バンド

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