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希代のモテ男、福山雅治人気のヒミツ

■女性のみならず、男性からも、幅広い世代からも支持されるモテ男

 9月の書店の雑誌コーナーは、福山雅治の顔、顔、顔でいっぱいだった。20誌は軽く超えていただろうか。“表紙ジャック”と言っても大げさではない程、様々な雑誌の表紙を福山が飾った。その勢いは10月に入っても止まらない。女性誌だけでなく、男性誌にも登場。表紙によって売上げが大きく左右する雑誌もあり、当然、売れる人を起用する。映画『容疑者Xの献身』のプロモーション、そしてその主題歌として起用された福山と柴咲コウのユニットKOH+が歌う新曲「最愛」の発売タイミングということもあるが、どの雑誌も“福山効果”を期待しての起用となっているのは違いない。福山は何故、こうもモテるのだろうか。

福山雅治、シングル「想〜new love new world〜」 

福山雅治、シングル「想〜new love new world〜」 

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 昨年オンエアされたドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)は平均視聴率20%超えの大ヒット、今年4月に故郷・長崎で開催された写真展『PHOTO STAGE III〜残響〜』も大盛況。北京五輪ではテレビ朝日のオフィシャルカメラマンを務め、その写真が朝日新聞や雑誌『AERA』に掲載され、反響を呼んだ。そして初の映画主演作『容疑者Xの献身』も公開10日で140万人を動員し、興行収入18億円(10月14日現在)の大ヒットを記録、さらに映画公開日にオンエアされたSPドラマ『ガリレオΦ エピソードゼロ』も20.8%(ビデオリサーチ 関東地区 番組平均)という高視聴率を記録するなど、数値の上でも人気を立証してみせた。ほかにも、映画主題歌「最愛」のスマッシュヒット、缶コーヒーのCMへの出演など話題は事欠かない。

 またラジオ番組のパーソナリティとしてもAM、FMともに人気長寿番組を持つなど、活動の幅は非常に多岐に渡り、その間口の広さに驚かされる。しかもどの分野でも非常に高い評価を得ており、トップを走っているところが福山雅治たる所以だ。

 端正なルックス、歌もうまく、演技もでき、トークも面白いとくれば女性が放っておかない。「ラジオ番組では下ネタを連発するが、福山さんだからいやらしい感じがしない」という女性の声があるように、福山のラジオでの下ネタは有名だが、それが全くマイナスになっていない。当然、男性リスナーからは懐の深いアニキ的な存在として映り、結果、スターなのに、飾らないイイ男として男性からも女性からも圧倒的な支持を得ている。その“ギャップ”が大きなインパクトになっているのだろうか。

 福山は1990年3月、シングル「追憶の雨の中で」デビュー。来年デビュー20周年を迎えるが、年齢を重ねるたびにカッコよくなっている、そう思っている人は少なくないはずだ。90年代からミュージシャンとして、そして俳優として常に第一線を走りながらも年々そのパワーは増し、それはCDの売上げ枚数や、視聴率など数字となってハッキリ表れてきている。例えばテレビなら脚本の良さなど、外的要因が評価につながったという見方もあるとは思うが、それ以上にやはり常に自分を最高の状態で見せることができるよう、切磋琢磨している福山自身のパーソナリティが広く世間に受け入れられた、ということだろう。だからいつも“今”が一番カッコイイのだ。

 今月22日には約1年半ぶり23枚目のシングル「想〜new love new world〜」を発売。年末の12月27日、28日、30日、31日には横浜アリーナで『福山☆冬の大感謝祭其の九』を行い、ファンと共に新年を迎える。

 この当代一のモテ男、次は何を見せてくれるのだろうか、楽しみでならない。


 福山雅治KOH+柴咲コウ

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