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　NHKは16日、福山雅治主演の大河ドラマ『龍馬伝』の新キャストに俳優の中尾彬、及川光博、お笑いコンビ・パックンマックンを起用することを発表した。『天地人』に続き2作連続で大河ドラマに出演する中尾が演じるのは紀州藩勘定奉行・茂田一次郎役。同作の鈴木圭チーフ・プロデューサーは「もちろん（中尾の）トレードマークの襟巻きも登場します。『龍馬伝』ならではの襟巻きを披露します」と演技力とともに、その風貌にも期待を寄せた。また薩摩藩士・大久保利通を演じる及川は「微力ながら、『龍馬伝』のラストスパートを盛りあげたい」と意気込んでいる。

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　第4部に突入していよいよクライマックスを迎える『龍馬伝』に、また個性的な俳優陣が名前を連ねた。『龍馬伝』の大ファンで、出演オファーを1つ返事で快諾したという中尾は「非常に迫力ある感情奉行」（鈴木氏）を熱演。海援隊の武器を積んだいろは丸が紀州藩の軍艦・明光丸と衝突して沈没した通称「いろは丸事件」の談判で、茂田は紀州藩の代表として登場する。

　藩主・島津久光のもと、西郷隆盛や小松帯刀らと共に薩摩藩を武力討伐へ導いた大久保役には及川が挑む。後に明治新政府の中心人物として富国強兵をすすめて近代国家の礎を築く“薩摩の最後の大物”役について「オファーをいただき、直感で大久保利通を演じるべきだ」と感じたという及川は、自らを奮い立たせて今回の役柄と向き合う。

　またNHKドラマ初出演となるパックンことパトリック・ハーランは、イギリスの通訳および外交官のアーネスト・サトウ役、相方のマックンこと吉田眞は香川照之演じる岩崎弥太郎の通詞役として出演する。