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“福山龍馬”暗殺犯は誰もが知る大物俳優? 鈴木圭CP思惑明かす

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 “福山龍馬”暗殺の瞬間が刻一刻と迫っている・・・。福山雅治主演のNHK大河ドラマ『龍馬伝』の第4部突入(9月26日放送回より)を前に、鈴木圭チーフプロデューサーがこのほど、インタビューに応じて見所を語った。大政奉還を目指して動く龍馬の命を狙う者がさらに増えていくなか「“何”が龍馬を殺したのか?」が第4部のコンセプト。暗殺犯においては、様々な人物に動機を持たせてミステリー色を強めるなか、鈴木氏は「龍馬伝らしいキャスティングを貫きたい」と、誰もがその名を知るであろう大物俳優をゲスト出演させる思惑を明かした。

“何が”龍馬を殺したのか?『龍馬伝』第4部へ 

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 全10話で構成される第4部の幕開けの瞬間から、龍馬暗殺のカウントダウンは始まる。気になる龍馬を斬る刺客について、鈴木氏は「京都の見回り組が龍馬を殺した」という定説を汲み取り「黒幕というか、誰が指示してやったのかは、『龍馬伝』的には踏み込んでやりたい」と仮説を立てて迫ると熱弁。自薦他薦問わず『龍馬を切らせてくれ!』と名乗り出る役者も多いというなか、今までこだわってきたひと癖もふた癖もあるキャスティングでアプローチしていく。

 日本を変えるためにがむしゃらに奔走してきた龍馬の33年にわたる生涯を通して、鈴木氏は「純粋に動けば動くほど、敵が増えていき、正しいことをすればするほど、追い込まれていく龍馬。これは、誰にも思い当たる」と普遍的なテーマを視聴者に向けて放つ。これと同時に「(登場人物)全ての人に(暗殺する)動機があるという恐ろしい恨まれ方、嫌われ方をされる。よかれと思ってやったことが邪魔者になっていて、龍馬はかわいそうな構造になっている」と、志半ばで夢破れる龍馬に同情を隠せない。

 『RYOMA THE HOPE』(龍馬=希)と題したラストシーズン。その最期にぶつけられる龍馬の希望や志を、現代の日本にどのように伝えていくかについて、インタビュー時の最中も鈴木氏の頭を悩ませていたのが「なんて言って死ぬのか」。無念さなのか、家族への想いか、はたまた日本の将来についてか。「それが福山さんや僕らのメッセージだと思っている」と言うように、約1年かけて描かれてきた“福山龍馬”がクライマックスで語る言葉は重要な意味を持つ。

 第4部では、龍馬を中心に成し遂げられた「大政奉還」、そして彼が最後に暗殺されるまでが描かれる。そのほかにも龍馬が生涯初となる戦いに出向いた長州戦争、土佐藩参政の後藤象二郎と手を結んだ清風亭会談など、歴史的大事件が目白押しとなっている。『龍馬伝』はNHK総合にて11月28日(日)まで毎週日曜後8時より放送中。

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  • “何が”龍馬を殺したのか?『龍馬伝』第4部へ 
  • 『龍馬伝』チーフプロデューサーの鈴木圭氏(C)ORICON DD inc. 

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