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柴咲コウ、時代劇初挑戦で乗馬にハマる 映画『大奥』撮影会見

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 今月15日から東映京都撮影所で撮影に入っている、の二宮和也主演映画『大奥』(金子文紀監督、10月1日公開)。同作は漫画家・よしながふみの人気コミックを原作に、柴咲コウ演じる女将軍・徳川吉宗に3000人の美男子が仕えるという、男女の役割が逆転した江戸幕府の大奥を描く異色の歴史物語。このほど、ズラリと大奥の美男が居並ぶ「朝の総触れ(大奥で毎朝行なわれる将軍への謁見)」シーンの撮影が行われ、二宮、柴咲、大奥総取締役・藤波役の佐々木蔵之介、御中臈松島役の玉木宏、金子監督が現地で会見した。

映画『大奥』将軍の朝の 総触のシーン(C)男女逆転「大奥」製作委員会 

映画『大奥』将軍の朝の 総触のシーン(C)男女逆転「大奥」製作委員会 

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 デビュー以来、初の時代劇でちょんまげ姿も初めての二宮は「やってみて、すごく面白いなと思いました。所作事も難しいわけではないですね。このような時代設定の中では、所作事に縛られるものかと最初は思っていたんですが、むしろ生活しやすいものだと感じることができました」と余裕を見せる。多少、苦労したことといえば、「イントネーション。よく直されていました」と話した。まげ姿については「すごく似合っていると思います! けっこう快適で、いいかなぁ」とかなりお気に入りの様子。

 二宮とは初共演となる柴咲も時代劇は初挑戦。女将軍という特異な役柄の所作や服装を含め、初めて体験することも多々ある中で、柴咲が楽しみにしているのが乗馬の練習。「ハマりますね! 将来は、田舎に越して馬を足にして生活したいです」と、柴咲があまりにも嬉そうに話すので、周りも「そんなに!?」(二宮)、「どれぐらいハマっているんだ!」(玉木)とびっくり。「本当にそうしたいくらいハマっています」と毅然と話す柴咲に、二宮は「すごいな」と感心しきっていた。

 柴咲は乗馬について、「ほとんど初めてですが怖さはなく、動物と触れ合える喜びみたいなものがありますね(笑)。動物セラピーみたいな感じで、毎回、馬にまたがっていると自分が透けて見えてくるような。そのときの自分の心理を馬が表してくれる感じで、付加価値ですけどいろいろと感じています」とも話していた。

 男同士の同性愛などの秘め事も描かれる同作で、佐々木は「初日に玉木さんとラブシーンをやったんですけど、気持ちを作って、それに体もついていって、全力でやった結果、お互い心が通じ合えたかなと。だから今は玉ちゃんとはオープンで…」と話して、玉木に目配せ。玉木も「ねえ、そうですよね」と応じて、「そういう関係になれました」(佐々木)。玉木は男女の役割が逆転した世界についても「僕は撮影しながら、本当にあったんじゃないかと感じることが多かったりして(笑)」と話し、既成概念が崩される感覚を楽しんでいるようだった。

 そもそも同作で男女の役割が逆転した原因は、謎の疫病によって男性の人口が激減してしまったから。女性の数に対して、圧倒的に男性の数が少ない状況での恋愛について、二宮は「(女性と)付き合うというか、子種をわけるっていう点では苦労はしなかったんじゃないかなって感じはしています」と冷静に話すと、逆の立場の柴咲は「だからこそ、男女の関係がすごく誠実に本気で相手を見定めようとしていたのかもしれません」。佐々木からは「場合によっては一夫多妻制を考えてもいいかもしれない。今後の子孫を増やしていく政策として、考えないといけない状況になるかもしれないし…。大事なことがよりクリアに見えてくるかもしれないですよね」と大胆な発言も飛び出した。

 この日の撮影のために、全長約40メートル、畳にして約100畳もの大奥・御鈴廊下のセットが組まれた。絢爛豪華な裃(かみしも)をまとった約50人の男たちがひれ伏す様は壮観であり、将軍吉宗(柴咲)が男勝りの激しい足取りで堂々と廊下の真ん中を歩いて行く姿はこれまでの時代劇で見たことがないほど圧巻だったという。


 柴咲コウ玉木宏

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