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古田新太がかわうそ役!? 吉田戦車の漫画『伝染るんです。』実写化決定

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 連載開始から20周年を迎えた漫画家・吉田戦車の伝説的不条理ギャグ漫画『伝染るんです。』が、携帯電話専用放送局『BeeTV』の番組として実写化されることが、28日までにわかった。メインキャラクターの<かわうそ>役には俳優・古田新太を抜擢。世界征服の夢をいつも神に祈っている美少女<ミッチー>役はタレント・南明奈、<カブトムシ斎藤>役はアニメ版で同役柄の声優を務めたカンニング竹山が扮する。

<かわうそ>に扮した古田新太 (C)2009 吉田戦車・小学館/BeeTV 

<かわうそ>に扮した古田新太 (C)2009 吉田戦車・小学館/BeeTV 

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 小学館『ビッグコミックスピリッツ』誌上に1989年から5年にわたって連載された同作は、奇妙キテレツな生き物たちが登場する4コマ漫画で、単行本全5巻の累計発行部数が300万部突破するほどの人気を博し、90年代前半には東京・原宿の竹下通りに単独のグッズショップがオープンしたり、ファミコンソフトが発売されたりするなど一大ブームを巻き起こした。

 これまで映像化の許諾が下りず、また独特の世界観を壊すことなく実写化するのは不可能と言われてきたが、20周年を迎えた今年8月よりアニメ版DVDが発売されたり、作者の吉田氏による続編連載がスタートするなど、新たな展開を見せている。

 終始、着ぐるみを着用して撮影に臨んだ古田は「かわうその体型が漫画の通りに作ってあるのでしょうがないんですけど、大変なことだらけ。冷風機のおかげで助かりました」と汗だくになりながらも、一世一代のハマリ役(?)ともいわれる<かわうそ>役について「人気キャラクターなので、それをオイラがやってがっかりさせないようにと思っています。何せ無表情で、何もしない、ちょっと不機嫌なキャラクターですし、自分自身演じていて、それはすごく楽しかったので、面白がって頂けたら」と意欲を語る。

 竹山は「着ぐるみを着るとやっぱり融通がきかない。ちょっと動いただけでカブトムシっぽい変な動きになるので、それを生かしました。ちゃんと漫画の世界観が映像として画になっている」と自信たっぷりで、「漫画を読んでいた世代の人たちにはこのシュールで不条理な感じを懐かしんでもらえると思いますし、若い人たちにも面白がって見てほしいです」とコメントした。

 南は「ちょっと恥ずかしかったりもしますが、ぜひ、新しい南明奈を見て頂けたら嬉しい」と期待感をあおった。

 『BeeTV』とは、エイベックス・エンタテイメントとNTTドコモの共同による携帯電話専用動画サービスで、今年5月に開局。月額315円(税込)で25以上のドラマやバラエティ、アニメなどの番組が楽しめる。実写版『伝染るんです。』は10月26日(月)より1話1分の番組を毎日配信。全50話。

関連写真

  • <かわうそ>に扮した古田新太 (C)2009 吉田戦車・小学館/BeeTV 
  • 不思議美少女<ミッチー>役の南明奈 (C)2009 吉田戦車・小学館/BeeTV 
  • <カブトムシ斎藤>役のカンニング竹山 (C)2009 吉田戦車・小学館/BeeTV 

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