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とんねるず・石橋貴明の娘、穂のか 日米韓合作映画『はりまや橋』で本格女優デビュー



 お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明の娘で、6月13日(土)公開の日米韓合作映画『The Harimaya Bridge はりまや橋』(アロン・ウルフォーク監督)で本格的に女優デビューする、穂のか(ほのか)がこのほど、映画のプロモーションのため東京・六本木のオリコンに来社。初めての映画出演のこと、女優として生きる覚悟、そして芸能界の大先輩でもある父について、率直な今の気持ちを語った。


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◆女優を目指すきっかけは『ハチクロ』の蒼井優さん


――自分が初めて出演した映画の感想は?

穂のか:ぶっちゃけ、ちゃんと映画になっている、すごいって思いました(笑)。自分の出演シーンは嬉し恥ずかしといった気持ちです。


――いきなりハリウッド映画デビューですね!

穂のか:ハリウッド映画という肩書きはありますが、派手なところは一切なく、静かに心の琴線に触れるお話と、高知の美しい景色が素晴らしい作品に仕上がっていると思いました。テーマもシンプルで、私自身も差別や偏見について考えさせられるところがあって、人と人がわかりあっていくのは大変だと思いました。


――しかも、物語の鍵を握るかなり重要な役どころ。

穂のか:ええ、キーパーソンです(笑)。もちろん、自分とは年齢も、性格も、生い立ちも、何もかも違う・・・しかも知的障害を抱えているというとても難しい役だったので、出演が決まってから“どうしよう、大変だ〜”と思いました。


――役作りはどうやって?

穂のか:特に演技の勉強をしたことがないので、役づくりといっても、どういうことをしたら役づくりになるのか、よくわからなかったのですが、監督さんのアドバイスもあり、クランクインまでに、こういうふうに演じようというものが自分でつかめたので、揺るぎない気持ちで撮影に臨めました。


◆「通過点として、オスカー女優になる」宣言


――女優としてのポテンシャルの高さを感じさせるね。

穂のか:そんな風に言ってもらえるなんて、嬉しい!! でも、実はクランクイン3日前に高熱が出てしまって、高知へ向かう飛行機に乗る日も、撮影1日目も熱が下がらなかったのにはびっくりしました。風邪でもなく、知恵熱だったみたい(笑)。テンションも体温も上がってしまった。撮影が進むにつれて熱も下がっていったのは不思議でした。


――ところで、女優を目指すきっかけは?

穂のか:映画『ハチミツとクローバー』です。もともとは漫画オタクで(笑)。私の部屋は漫画喫茶みたいになっているんですよ。壁一面に漫画が並んでいる。『ハチクロ』は5本の指に入るくらい大好きな漫画だったので、どんな風に映画化されたのかちょっと見に行ってみようかな、くらいの軽い気持ちで見に行ったら、ハマってしまったんです。漫画の世界が映像化された面白さもあったし、何より、蒼井優さんの演技に衝撃を受けました。映画の『ハチクロ』は5回も映画館に見に行ってしまいました。それから蒼井さんの出演作品を片っ端から見るなどして、日本映画ってすごいな、日本の女優さんってすばらしいなって、夢中になってしまいました。


――あまり芸能界には興味がなかった?

穂のか:いや〜、家にいるパパが普通にテレビ出ているという環境で育ったので、子供のころから漠然と“自分は芸能の世界に入るんだろうなぁ”と思っていたところはありました。いざ、自分が女優になりたいと思って、行動を起こしたら今回の作品にめぐり合って、これは縁がある。女優として生きよう。そう覚悟を決めました。


◆私の評価が上がれば、父も鼻が高い


――今回、自らオーディションを受けて役を勝ち取ったそうですが、芸名も名前だけにして積極的に石橋の娘と名乗ることをしなかったのは、やはり“親の七光り”を嫌って?

穂のか:パパはパパ。半分はパパの血が流れているし、DNAも受け継いでいるんですけど、私は全く別の個人なので。先入観を持たれたくないという思いはありました。父の面子もあるし。女優をやるからには100%全力を尽くして、頑張ろうという気持ち。私の評価が上がれば、父も鼻が高いだろうし。


――お父様は最近、3人組ボーカルユニット・矢島美容室でもブレイクしていますよね。『オリ★スタ』4/13号で表紙も飾っています。

穂のか:表紙なんだぁ、ずるーい!私もパパに負けないブームを作りたいです!


親子でもあり、ライバルでもあるようですね。お父様は何かおっしゃっていましたか?

穂のか:父には「やるからにはオスカーを取れる女優を目指せ」と言われました。そう言われたからには、まずは通過点としてオスカーを取りたいですね。取るよ〜、オスカー。


――未来のオスカー女優!最後にひと言お願いします。

穂のか:目標だけは高く! 到達しなくても、目指すところが高ければ、より高みへ行けると思うから。作品を通して、多くの人にポジティブなパワーを与えられる女優になりたい。映画で日本を元気に、地球を元気にしたい。有言実行の姿勢で、恥知らずでもデカいことを言っていきます。


PROFILE
穂のか

1989年7月31日生まれ。東京都出身。とんねるずの石橋貴明と前妻との間の長女。2007年より、映画、CM、雑誌などで芸能活動を始め、『The Harimaya Bridge はりまや橋』が本格映画デビューとなる。初主演作『LOOKING FOR ANNE アンを探して』(宮平貴子監督)が公開待機中。
主演のベン・ギロリと高岡早紀
穂のか出演のワンシーン、右は白石美帆
『The Harimaya Bridge はりまや橋』

 米・サンフランシスコに住む黒人の写真家ダニエル・ホルダー(ベン・ギロリ)は、日本で不慮の死を遂げた一人息子ミッキー(ヴィクター・グラント)の遺品を取りに日本の高知県のとある町を訪れる。ダニエルは父を太平洋戦争で亡くしており、息子をも日本で失った悲劇に、強い反日感情を抱いていた。しかし、高知の人々に愛されていた息子の生活を目の当たりにして、日本への嫌悪感や偏見が解きほぐされ、自らの人生を再生していく物語。

 『リーサル・ウェポン』シリーズなどで知られる米俳優ダニー・グローバーが製作総指揮、出演もしている。監督はアフリカ系米国人のアロン・ウルフォークで、今作が長編映画デビュー作となる。日本からは高岡早紀、清水美沙、misono、穂のか、白石美帆、山崎一らが参加。国境という“橋”を越えた日米韓合作映画。6月6日(土)より舞台となった高知県・TOHOシネマズ高知にて先行公開、13日(土)より全国公開。配給:ティ・ジョイ

(C)Harimaya Bridge,LLP

『The Harimaya Bridge はりまや橋』公式サイト>>


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  • 『The Harimaya Bridge はりまや橋』6月13日(土)より全国公開 (C)Harimaya Bridge,LLP 
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