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沖縄国際映画祭グランプリは『鴨川ホルモー』、本木監督「コメディを作り続けてよかった」

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 笑いと平和をテーマに今年から開催された第1回沖縄国際映画祭が22日(日)に最終日を迎え、沖縄・北谷町の会場で、コンペティション部門の結果発表と授賞式が行われた。映画祭のメインとなる、新作コメディ映画による「Laugh&Peace コンペティション部門」でグランプリを受賞したのは、本木克英監督の『鴨川ホルモー』(日本)。観客賞はキム・ソンウク監督の『Unstoppable Marriage』(韓国)が受賞した。

沖縄国際映画祭グランプリを獲得した『鴨川ホルモー』の本木克英監督 

沖縄国際映画祭グランプリを獲得した『鴨川ホルモー』の本木克英監督 

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 世界中のコメディ作品のなかから8作がコンペティションに選ばれ、そのなかから最終的にグランプリを受賞したのは、『鴨川ホルモー』。驚きと喜びを隠せない本木監督は、「沖縄は撮影で10年以上なじみのある場所。第1回の栄えある賞をいただき感無量」とあいさつ。そして、コメディ作品のコンペティションについても「娯楽コメディ作品は、映画祭の賞の対象にならないと思っていた。作り続けてきてよかった。こういう映画祭を開いていただいて感謝しています」と感慨深げに語った。

 キム・ドンホ審査委員長は、難しい審査の末の結果であることを明かし「ユーモアのセンスは、その国の作り手、受け取り側によって様々。審査では、映画のオリジナリティ、創造性などに重点を置いた」とコメント。『鴨川ホルモー』のグランプリ受賞については「ストーリーの独創性とレベルの高いVFX、大学生の生活にオニが入ってくるユニークさ」などが要因と総評した。また、今回のコンペティションでは、同作のほか、両沢和幸監督の『BABY BABY BABY!』(日本)、観客賞を受賞した『Unstoppable Marriage』(韓国)の3作品が、最後まで大賞をめぐり審議が繰り広げられたとする。

 最後に本木監督は、作品に関わった200人のキャスト、スタッフに感謝の言葉を述べ、さらに「日本人に向けて作ってきたが、笑いのセンス、ユーモアは世界に通じると実感できた」と世界配給に向けての手応えを感じていた。ちなみに副賞の500万円は「映画の宣伝と関係者とのパーティ、次の企画の開発」に使うとのこと。

 そのほかの第1回沖縄国際映画祭受賞作品は以下の通り。

【コンペティション部門】
◆Laugh&Peace コンペティション部門
グランプリ(ゴールデンシーサー賞):鴨川ホルモー(日本)
観客賞(海人賞):Unstoppable Marriage(韓国)
木下工務店賞:BABY BABY BABY!(日本)


【イベント上映】
◆CMコンペティション
全日本空輸「冬の沖縄」TARAI編


◆国際ニコニコ映画祭in沖縄
ニコニコ大賞:よしもとファイターをやってみた
世界のナベアツ賞(2作品):
村上首相定例記者会見、[世界のナベアツ]声カッターで社会を斬る
ビリー賞:歪音エナを調教してみた
ユーザー賞:草

◆話題作が続々登場!「沖縄国際映画祭」特集

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  • 受賞を喜ぶ本木監督 
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