【 自分をみつめて 】 |
映画『20世紀少年<第2章> 最後の希望』(1月31日公開)で物語のカギとなる、意思の強いヒロイン・カンナを演じる平愛梨が、女優業について語る。
【自分をみつめて】
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責任というか、プロ意識。ひとつの役に対して、もっともっと本気で向き合わなければと思いました。カンナを演じているあいだ、彼女に少しでも近づけるように、自分のベッドシーツをドクロにしたり、私生活を変えました。ひとりを演じるのに、そこまでやらなきゃいけないんだということを学びました。
――今回、影響を受けた俳優さんは?
常盤(貴子)さんとかいろいろな俳優さんとお会いして、お芝居のことのほか、オンオフのスイッチの切り替え方とかも学びましたね。あと、豊川(悦司)さんからはアクションの立ち回り、香川(照之)さんからは役柄への感情のもっていき方などを教えていただきました。
――平さんは目で感情を表現していますね。
その辺は意識していないです。表情を変えるのが苦手な部分でもあるので、この撮影では、コミックのカンナの表情だけを切り抜いてノートに貼って、シーンごとにスタッフに相談していたんです。皆さんが協力してくれてできたカンナなんですよね。
――平さんとカンナの切り替えは意識してましたか?
していないです。この大役は普段からなりきらないと務まらないと思っていたんですよ。なので、ほとんど素で演じていました。ただ、撮影現場に向かうときに、毎日ケンヂおじちゃんの歌を聴いていて、それでうるって泣けたら今日は(いい演技を)出来るって心に決めていました。
◆励まされてがんばれる!
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あんまり深く落ち込むことはないんですけど、ガマンをすると爆発しちゃうので、まず誰かに話します。それでスッキリしちゃいますね。一回、誰かに話すと、もうその後はずっとハジケています(笑)。
――この撮影中に落ち込んだりは?
ないですね。現場に行くことが楽しみだったので(笑)。
――自分を勇気付ける言葉は?
私はすごく単純なんですよ。周りのひとから褒められると、じゃあまたがんばろうっていう気持ちになるんです。なので、いつも人の言葉に励まされながらやっています。その言葉は、なんでもいいんですよ(笑)。
――女優として輝き続けるために必要なことは?
そういったことはまだまだなので……。カンナに関しても、私だけではムリでした。堤(幸彦)監督は本番直前でも細かく教えてくれましたし、共演者の方々にもいろいろ助けていただきました。皆さんがカンナを作ってくれたんです。
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1984年生まれ。映画初出演は『ドリームメーカー』(2002年)。その後、『棒たおし!』(2003年)『ダブルス』(2003年)『笑う大天使(ミカエル)』(2007年)などに出演し、テレビドラマ『3年B組金八先生 第6シリーズ』(2001〜2002年)『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(2007年)などでも活躍している。映画『20世紀少年』では、3000人の中からオーディションでヒロイン・カンナ役に抜擢された。 |
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2009/01/30