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菅井きん、世界最高齢主演女優でギネス記録

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 女優の菅井きんの映画初主演作となる『ぼくのおばあちゃん』(12月公開)の完成披露試写会が17日(水)、都内のホールで行われ、主演の菅井と岡本健一、榊英雄監督らが登壇。本作で、82歳の世界最高齢映画主演女優としてギネス記録となり、認定書を授与された菅井(現在83歳)は、「ピンとこないんです。主演は初めてで張り切りすぎて、抑えるのが大変でした」と元気な笑顔をみせた。

ギネス記録に「ピンとこない」と語る菅井きん 

ギネス記録に「ピンとこない」と語る菅井きん 

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 黒澤明、川島雄三、成瀬巳喜男ら多くの巨匠の作品で名バイプレイヤーぶりを発揮していた菅井が、今回82歳にして映画初主演に挑戦。その実績は世界最高齢映画主演女優として、今年8月27日にギネス認定された。菅井は「ピンとこない」としながらも、出演者やスタッフからお祝いの言葉を受け、「こんないい作品に出演させていただいて最高に幸せです」と笑顔。本作が17ぶりの映画主演となった岡本は「50年後くらいに僕も挑戦したい」、榊監督は「ぜひ記録を自己更新していただきたい」と菅井にエールを送った。

 また、本作は、先日病気のため急逝した深浦加奈子さんの最後の出演作になり、この日の試写会にはご家族が来場。榊監督は壇上から追悼のメッセージを送った。舞台挨拶後の会見で、深浦さんについて榊監督は「ご病気のことは聞いていましたが、できる限り長く長く僕の作品に参加していただきたかった。今回参加していただいたことは本当にうれしい」とコメント。

 そして、菅井は「もの静かで芯の強い素敵な女優さん。まだまだ元気でやっていてほしかった」、岡本は「リアルに人間を表現していた方。本当に残念です」、原日出子は「大好きな同世代の女優さん。今回ご一緒できてうれしかった。残念に思っている俳優仲間、監督さんが大勢います」、清水美沙は「とても明るくて、でしゃばらず芯の強い方。お芝居のことをすごく深く考えていて、そういう姿がとても勉強になりました」。それぞれ深浦さんへの思いを語った。

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