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　お笑いコンビ・レイザーラモンRGが、今密かに脚光を浴びているらしい。80年代の洋楽・邦楽の曲に合わせて披露する“あるあるネタ”、歌舞伎役者・市川海老蔵の強引過ぎるモノマネ・市川AB蔵などが、一部の“スキモノ”たちから絶大な支持を受けており、人気バラエティ『アメトーーク！』（テレビ朝日系）でも“RG同好会”として放送された。このほどORICON STYLEのインタビューに応じたRGは、いくらスベっても動じないというその“強心臓”のヒミツを明かしてくれた。

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　RGの“強心臓”ぶりにまつわるエピソードは枚挙にいとまが無い。舞台やテレビで、どんなにスベっても動じないのはもちろん、市川海老蔵がバラエティ番組『笑っていいとも！』（フジテレビ系）に出演した際に、一切面識も無いのに、“モノマネ”をしているというだけで花を贈ったり、相方であるHGの大ブレイクに伴い、東京に居を構える前に、後先考えず東京に引っ越していたりと、その傍若無人な行動は目を見張るものがある。「スベることに怖さはないです。僕が怖いのは、スベるのを恐れて『なんで思いっきりいかないんだ』って先輩に怒られることです」と自身のスタンスを語る。

　相方・レイザーラモンHGが“ハードゲイ”キャラで大ブレイクしたときも、HGの腰ぎんちゃく、刺身のつまなど、散々な言われようだったRG。だが、RGも舞台を中心に得意のマニアックなプロレスネタや、プロレス団体『ハッスル』のリングでHGに変わり“エース”として活躍。吉本の先輩芸人らを中心に“アイツは面白い”という噂が上がった。「（先輩たちが）HGがブレイクしたのに不憫だと。取り残されたアイツを何としないとという特別保護育成に繋がっているんです。過保護芸人ですね（笑）」と振り返る。「最初は僕も女子高生にキャーキャー言われたかったんですけど、プロレスなんて見ませんよね（笑）。いつ頃からか、先輩たちに喜んで貰うためにネタをやるようになったんです」。

　業界内で「RGが面白い！」という風潮が起こった最大の要因は、楽屋芸として披露していた“あるあるネタ”だった。石井明美のヒット曲「CHA-CHA-CHA」に乗せた歌舞伎あるあるや、バービーボーイズのヒット曲「目を閉じておいでよ」に乗せた手羽先あるあるなどの得意ネタで、楽屋では常にスベリ知らずだったという。“RG同好会”を放送することを英断した『アメトーーク！』プロデューサーの加地倫三氏も「（品川庄司の）庄司くんとミキティの結婚式で“結婚式あるある”を見てメチャクチャ面白かったんです。視聴率は正直、期待しませんでしたが（笑）、やりたいと思ったんです」と振り返る。

　放送後も話題は飛び火し、自身のツイッターにファンから“あるあるネタ”の要望が殺到。音楽あるあるはもちろん、さまざまなお題に迅速に応え、多いときは1日で40件以上の“あるある”を披露している。例えば、

「レディガガのあるあるおねがいします」
「ライブ中客席で客同士が殴りあい始めても冷静に対処しがち♪」

「埼玉在住あるあるお願いいたします」
「国道沿いのデカイファミレスにお世話になりがち♪」

「ベビースターラーメンあるあるお願いします。
「チキンラーメンをお湯なしで食べてしまう行動を誘いがち♪」

「オーバーオールあるあるお願いします」
「もはや機能性は無視されがち♪」

「西田ひかるあるあるお願いします」
「芸能人水泳大会で好成績残しがち♪」などなど。

　ファンからの強引なフリにも即座に返答していくRGだが、今後もライフワークとして継続していくという。「正直『アメトーーク！』の“RG同好会”で燃え尽きて芸能界引退してもいいかなって思ったんですけど（笑）。皆さんのお陰で『アメトーーク！』にたどり着けたんですから、まだまだやります！ でも、今後も女子高生にキャーキャー言われることは無いんでしょうねぇ…」。

　尚、RGは10月15日より開催される『LIVE STAND 2010　OSAKA』にも出演。16日、17日にKAWAKI-MON STAGEでネタを披露する。