■そのほかの最新写真ニュース一覧はこちら

　俳優・舘ひろしが17日、東京・文京区の村田女子高等学校で行われた『禁煙啓発特別授業』に出席した。禁煙治療を終えて約2ヶ月半となる舘は、40年間吸い続けたタバコに対しての未練を微塵も感じさせず「もう実際吸うことはないと思います」。女子生徒からの「もしも今後タバコを吸う役柄を演じるときは？」との鋭い質問にも「これから吸う役はやらないようにします。どうしてもというときは今のCGとかでやってもらいます」とキッパリ宣言した。

【写真】その他の写真を見る

　今月20日の父の日をきっかけに「お父さんにも禁煙してもらおう」という主旨で行われた今回の特別授業。今年初めに所属事務所の新年会で、報道陣を前に禁煙宣言した舘を、見事に成功へと導いた主治医・熊丸裕也先生が講師を務め、喫煙のリスクと禁煙のメリットについての特別講義を行った。ゲストとして招かれた舘も、自身の経験談や禁煙の難しさを伝え、女子高生たちの質問にも応じた。

　緊張と興奮から、うまく質問できない生徒もいるなか飛び出した「芸能界に入ったキッカケは？」との唐突な質問にも、舘は「（大学生時代に）オートバイに乗って原宿でたむろしていたときにレコード会社の人に『レコードを出さない？』って言われて、歌ったことなくてもいいって言うし、ハーレーダビッドソンを買えるくらいのお金をくれるっていうからまぁいいかなって」とやさしく回答していた。

　撮影以外で女子校に訪れるのは初めという舘は、終始飛び交っていた黄色い歓声に年齢のギャップを感じたのか「ちょっとアガってました。できれば女子大くらいにしてほしい…」と照れくさそうな様子。慣れない授業経験には「すごく緊張しました。最初の10分くらいアガってたと思う…情けなかった」と苦笑いしながらも、「思っていたより、女子高生の皆さんがお父さんを愛していることがわかって嬉しかった」と、充実の表情をのぞかせていた。


　舘ひろし