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『グイン・サーガ』の栗本薫さんが死去

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 長編ファンタジー小説『グイン・サーガ』や『魔界水滸伝』『伊集院大介』シリーズなどで知られる小説家で、中島梓名義で評論活動、作詞作曲、舞台脚本、演出などを手がけた作家・栗本薫(本名:今岡純代)さんが26日午後7時18分、すい臓がんのため死去した。56歳だった。通夜、葬儀は近親者のみの密葬で行われ、後日ファン向けにお別れ会を開く予定。

長編ファンタジー小説『グイン・サーガ』は未完のまま終わってしまった【写真は最新刊の『黒衣の女王 グイン・サーガ126』(早川書房)】 

長編ファンタジー小説『グイン・サーガ』は未完のまま終わってしまった【写真は最新刊の『黒衣の女王 グイン・サーガ126』(早川書房)】 

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 栗本さんは1977年に群像新人文学賞評論部門、翌78年に江戸川乱歩賞を当時史上最年少で受賞して一躍注目作家に。79年に第1巻を刊行したファンタジー小説『グイン・サーガ』は現在までに最新126巻を刊行しており、ギネス認定はされていないが一人の作家による小説としては世界最長といわれている。今年7月25日には誕生30周年記念出版として『GUIN SAGA』が発売される。

 公式サイトでは、今年4月28日の近況報告として「ライブ復活については、それよりさきに小説をなんとかしなくてはならない、というのがあるんですが、なるべくとにかく早く元気になりたいですね。このところずっと調子が悪かったのでものごとがすっかり停滞してしまっています。5月になってものごとがもっといい方向にむかってくれたらいいなと思っています」と綴っていた。

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