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ナニワの“長寿ラジオ番組”『誠のサイキック青年団』20年の歴史に幕をおろす

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 大阪・ABCラジオの人気深夜ラジオ番組『誠のサイキック青年団』(毎週日曜 深夜1:00)が来月29日の放送を最後に20年の歴史に幕を閉じることが、22日(日)深夜、同番組で発表された。関係者によると、番組自体は長年応援してきた“サイキッカー”(リスナー)への配慮から、今後他局への移籍やネットラジオを含めて「何らかの形で継続できるよう、現在調整中」(事務所関係者)という。

長寿ラジオ番組『誠のサイキック青年団』のパーソナリティを務めた(左より)北野誠、竹内義和 

長寿ラジオ番組『誠のサイキック青年団』のパーソナリティを務めた(左より)北野誠、竹内義和 

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 番組は1988年4月にスタート。タレント・北野誠と作家・竹内義和が芸能、社会、政治などから下ネタまでを話題にしながら、独自の目線で面白おかしい「トーク番組」として長年、絶大な人気を誇っている。これまでに歌手・大瀧詠一やaiko、漫画家の大友克洋らが熱狂的リスナーとして公言するだけでなく、とかくマスコミの“業界内聴取率”が高い番組として有名。現在は、放送エリア外でも同局の携帯有料会員になれば、パソコンでストリーミング形式でオンエアをほぼ、ノーカットで聴くことが可能など、全国にファンを抱える同局における「裏の看板番組」として会社案内書類に掲載されたこともあった。

 一方で、過激な芸能界の裏ネタや邪推されたトークも多い点などから、早くからネット上での「ネタばらし」被害に遭うだけでなく、番組で取り上げたタレントのファンや事務所からのクレームが番組宛や局に殺到。93年には、人気女性歌手のヘアヌード写真集を痛烈批判したことから法的措置にまで問題が発展。最終的には北野らが謝罪会見まで行う事態になるなど、これまで幾度の“番組存続の危機”があったが、その度に周囲の関係者の協力や熱烈な番組リスナーの支えもあって、昨年春には20周年を迎えた。夏には、大阪市内で行われたイベントで北野、竹内両氏が番組存続を宣言していた。

 関西では今春に相次いで、芸能こぼれネタを扱うテレビ番組で人気だった『週刊えみぃSHOW』『なるトモ!』(大阪・読売テレビ)『ムーヴ』(ABCテレビ)などがすでに終了することを各局が表明。昨今の「コンプライアンス(法令順守)」に厳しい世の中の流れを受けて「深夜のラジオ番組とは言えど、局サイドからするとその問題を無視し続けることが困難になってきた」(某在阪ラジオディレクター)ことも要因に挙げられる。

 また、別の在阪ラジオ局編成マンは「来年度は、今年の半分近い予算が削られる。ラジオ・テレビ両方運営する局ではこれまでテレビの莫大な売上で、ある種“赤字補てん”した形となっていたが、昨年のリーマンショック以来、その部分でも大幅なダメージを受けた。これまでのラジオメディアの運営自体に無理があり、それも限界に達するのは時間の問題」と証言。事実、今年に入り在京キー局の文化放送では、愛川欽也が出演する『キンキンのサンデー・ラジオ』がスポンサーが離れたことなどから突如、打ち切り。また、TBSラジオも小堺一機と関根勤がタッグ共演する『コサキンDEワァオ!』の終了を発表するなど、ラジオを取り巻く環境はより一層厳しいものとなっている。

 今回の放送終了の噂は、以前よりネット上などで出回りその後、今月16日放送のニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(月〜金 前11:30)の冒頭において、高田が先日、歌手・嘉門達夫の結婚パーティに出席した際、発起人の1人だった北野から「もしかしたら(番組が)終わりそうなんです…」と今後について相談されていたことを告白。「関西ラジオ界のカリスマの今後が心配」とコメントしていた。




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関連写真

  • 長寿ラジオ番組『誠のサイキック青年団』のパーソナリティを務めた(左より)北野誠、竹内義和 
  • イベント終了後、撮影に応じた北野、竹内と「サイキッカー」(番組リスナー)だったガガガDX(後列) 

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