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「18年目の初主演を笑うな」永作博美、再評価のワケ

 永作博美がデビュー18年目にして初主演した映画『人のセックスを笑うな』が、都内で唯一公開中のシネセゾン渋谷で連日満席を続けている。昨年は『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』でブルーリボン助演女優賞など4冠。最近ではバラエティ番組『ロンドンハーツ』で“芸人20人が選ぶ好きな女性タレント”の1位になるなど、ここに来て静かに人気と注目度が上昇中。元アイドルという形容詞では説明しきれない、37歳童顔の彼女独特の魅力は、松山ケンイチ蒼井優といった若手俳優をもとりこにした。その理由を分析してみる。

※現在公開中の永作主演映画『人のセックスを笑うな』のワンシーン  

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 アイドルグループribbonのメンバーとしてデビューしたのが19歳。遅めの芸能界入りながら、かわいらしい童顔だけに、24歳でドラマ『さんかくはぁと』に高校生役で主演したりも。まったく違和感なく17歳に見えたが、その外見の若さは37歳の今も変わらない。

 年相応の主婦役が増える中、『腑抜けども〜』など普通に行けば“オバサン”な役どころが、逆に彼女自身のかわいらしさを際立たせている。『人のセックスを笑うな』では20歳年下の学生と関係を持つ人妻の役。設定だけ見ればドロドロしそうなところを後味良くしたのは、永作のたたずまいに依る部分が大きい。小悪魔の入ったかわいらしさ。タバコをふかしてるのもかわいく、「セックス」を持ち出してきても、実年齢は大人なだけに、そのかわいいらしさは揺るがない。10代や20代のアイドルにマネできるものでなく、しかも実際は独身とくれば、大人にとっての“アイドル”=疑似恋愛の対象としての存在価値も高い。

 彼女の場合、20代までに本格的なブレイクをしなかったことが、ここに来て効を奏している。一般に女性の旬とされる20代前半までにブレイクすると、輝いていた時期のイメージが強い分、年齢を重ねてから大人への脱皮が難しい面もある。永作は外見の印象がさほど変わらず童顔のままだが、大ブレイクしてなかったために脱皮の必要はなく、逆に今37歳でこれだけかわいいという加齢感のなさが新鮮に受け止められている。

 バラエティ番組への出演から、大酒飲みでサバサバした素顔も知られるようになり、好感度はさらに上昇中。アンチエイジングが叫ばれる今、40才代にリーチのかかる同世代の女性からの支持も高めそうだ。

【参考】松山ケンイチに続いて蒼井優も“永作博美”の虜に

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