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　女優の相武紗季が、新ドラマ『サヨナラの恋』（10月1日よりBeeTV配信）で究極の三角関係に囲まれる“儚い女性”役で主演することが27日、わかった。母子家庭で育った主人公・神埼瀬菜（相武）が、婚約中の政治家二世・新藤光輝（田中圭）と、ビルの清掃員として働く元天才作曲家・森山清次（上川隆也）の間で揺れ動く、微妙な心情を表現する。相手に対して「静かに問いかける」という難しい役どころで、相武は「今までの（演じてきた）役のなかでも、一番難しかった。実際に演じてみて、少しずつわかってきたような…」と体当たりで熱演している。

　大手代理店に勤める瀬菜は、ごく普通の幸せを求め同じ会社のエリート社員・光輝と交際して3年。同せいするも、家柄の釣り合いが取れず“政略結婚”を強く望む光輝の両親の影響もあって、不穏な空気が漂い始めるなか、影のある清掃員・清次と出会う。周囲の「近づくな」という忠告も聞かず、交流を図る中巻き起こったある重大な出来事をきっかけに動き出した3人の“運命”描く。

　婚約者がいながら急速に別の男性へ惹かれてしまう点について、相武は「自分が傷ついた後や、ガラッと意識が変わり始めた頃に出会うことで、短時間でお互い惹かれあっていくこともあるかと思う」と瀬菜の複雑な心境を分析する。その一方で「共感してもらうというよりは、1ページずつ“おとぎ話”を読んでいるような感覚で楽しんでもらえたら」とまさに“ドラマのような展開”が見どころとなる。

　10代の頃に一度共演しており、仲が良かったという田中とは今作で久々に再会。「まったく、その頃と変わってなかった」と嬉しそうな様子で、遠慮のない“近い距離感”はそのままに、「幼なじみに再会したような感覚で、すごくお芝居がしやすくて楽しかったです」と意気もピッタリだ。

　ドラマは全12話で、毎週木曜日に配信。ほかに田中律子、小沢真珠、中山エミリ、遊井戸亮子、井上正大、河北麻友子、永島暎子、津嘉山正種らが出演。主題歌「月と太陽に揺れる空」を歌う若手歌手・mirayも、本人役で出演する。