タレントのカルーセル麻紀(81)が10日、都内で行われた映画『一月の声に歓びを刻め』の公開記念舞台あいさつに参加した。 本作は、『繕い裁つ人』『幼な子われらに生まれ』『Red』など多くの作品を手掛け、国内外の映画祭でも高い評価を受ける三島有紀子監督の長編10作目となる最新作。監督自身が47年間向き合い続けた「ある事件」をモチーフに、「性暴力と心の傷」という難しいテーマにあえて挑み、心の中に生まれる罪の意識を静かに、深く見つめる映画。 12年ぶりの映画出演となるカルーセル。洞爺湖で撮影され、先日もイベントで三島監督と洞爺湖を訪れたそう。撮影時は景色を見る余裕もなかったが、先日訪れた際は見ることができ「キレイだった」と振り返った。そして「監督が買ってきてくれたパンがすごくおいしくて。普段は1日1食なんですけど、(パンを)2つも食べたら、みんなビックリして。マネージャーまでビックリしてた」と明かすと、三島監督は「『しあわせのパン』の監督もしてますから」と胸を張り、笑わせた。 また本作に出演し、洞爺湖生まれの坂東龍汰の家族も訪れていたそう。カルーセルは「お父さんは緊張して『子どもの時から麻紀さんをいっぱい見てます!』って言われて(笑)」と笑いながら明かした。一方、撮影は過酷だった。ワンカットが長いシーンが多かったそうで「本番10分前にお手洗いに行きたかったけど…。トイレないから紙おむつをはいていたんです。その時は後悔したわ、切ったのを。男だったらパッとできるのに」とギリギリトークをして、三島監督から「何の話をしてるんですか!」と注意を受けていた。 イベントには、前田敦子、哀川翔、片岡礼子、原田龍二、松本妃代も参加した。
2024/02/10
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