低糖質で食物繊維や鉄分を多く含むオートミール。その市場が、ここ4年で10倍という驚異の伸び率を記録している。もともと女性や健康志向の人、筋トレに励む層を中心に、ダイエット食として知られていたが、徐々に一般家庭にも浸透。スーパーでは売り切れが相次ぎ、“主食”として食べられる傾向にある。そんなオートミールが今、玄米、白米、雑穀米などに続き“第4の米”として注目を集めているという。急成長した要因と、“ご飯化”による今後の可能性について、日本ケロッグ合同会社に聞いた。■ダイエット食から“健康食”へ コロナ禍を機に認知度が急上昇 2017年頃は、オートミールは主にダイエット食として認知。YouTubeやSNSで筋トレなどに取り入れている層が発信していたものの、「おいしい食べ物」というイメージはなかった。そんな中、急激な伸びを見せたのは2020年。ちょうどコロナ禍のタイミングと重なる。
2023/04/12