俳優の松岡茉優(28)と宮本エリアナ(28)が16日、都内で行われたダブル主演するWOWOWオリジナルドラマ『連続ドラマW フェンス』の完成披露試写会に参加した。 ドラマ『アンナチュラル』(2018年)、『フェイクニュース』(18年)、『MIU404』(20年)、映画『罪の声』(20年)など、社会派エンターテインメント作品を数多く手がける脚本家・野木亜紀子の新作オリジナルドラマ。今回、野木が描くのは、昨年、本土復帰50年を迎え、今も世界最大規模の米軍基地を抱える沖縄の現在。松岡と、アフリカ系アメリカにルーツを持ち、2015年にミックスとして初めてミス・ユニバース日本代表に選出され、差別や偏見を無くすための活動を続ける宮本のダブル主演で、ある性的暴行事件の真相を追う。 松岡は「日々を生きるだけでも大変。どこに友だちと遊んだり、家族と会う時間を作ればいいのか、という目まぐるしい日常の中でドラマを見てくださるのは、そこに時間を割いてくださる、ということ。いろんなテーマがあって、こう伝わったらいいなって思うんですけど、やっぱりドラマは面白くなきゃって思うんです」と思いを語る。「この作品は、いろいろな思いを抱えた人が出てくるし、つらい記憶もできごともある。野木さんの書かれた本の中で私たちも一生懸命、頑張って作品として面白いものになっています」と力強く話すと「5話ありますけど、目まぐるしく日常の中でお時間を割いていただいて最後につらい、苦しいだけじゃないものが届く作品になっていると思います。ぜひ、受け取っていただければと思います」とメッセージを送った。 一方、本作で初めての演技だった宮本は「大根役者になってないのかな、というのが1番の不安」と語ったことに対し、松岡は「なってないって言ったじゃん!」と即座に否定。続けて「さっき、裏で言ったことを、もう1回言っていい? お芝居を苦節20年やってますけど、うまいとか、ヘタとかじゃなくて、心が真っすぐで素直だからできることが絶対にある。野木さんが書いてくださった、せりふを覚えて出すのが俳優の仕事だけど、彼女の心根の真っすぐさと何も疑わずに、まず信じる素直さが出ている。お芝居ってうまいヘタじゃないなって改めて思うキッカケになりました。大根役者とか本当に言わないでください!」と熱すぎる言葉を口にした。宮本は「ありがとうございます。言わせたみたいになっちゃって、申し訳ない」と照れくさそうに返していた。 19日からWOWOW プライムで放送(毎週日曜 後10:00、全5話※第1話無料)のほか、WOWOWオンデマンドで配信される。
2023/03/16
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