俳優の鈴木亮平が9日、映画の舞台にもなった横浜・みなとみらいで開かれた劇場版『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』（4月28日公開）の完成披露報告会見に出席。今夜のWBC（ワールドベースボールクラシック）1次ラウンド初戦・中国戦で先発ピッチャーを任され、投打の“二刀流”で出場予定の大谷翔平投手に「似ていると言われることがある。役づくりで体を大きくし時なんかに。（大谷選手の方が）さらに大きいけれど」と明かした。鈴木は「チームワークと個人の力のコンビネーションで健闘してほしい。楽しみにしています」とエールを送った。

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　会見で大谷選手へのコメントを求められた鈴木は「翔平と亮平の共通点ですか？」と快く応じ、「今回の映画はスケールの大きさ、感動もたくさんあるし、ハラハラするところもあるのですが、根底にあるテーマは仲間との絆。それによって（鈴木が演じる主人公）北見が人間として成長する物語だと思っています。野球との共通点はそこであることに間違いない」と、作品を絡めて回答した。

　『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』は、2021年7月期にTBS日曜劇場枠で放送された連続ドラマ。オペ室を搭載した大型車両（ＥRカー）で事故や災害の現場に駆け付け、“1人も死者を出さない”という使命のもと、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム“TOKYO MER”の活躍を描いた。熱いチームワークや衝撃的なストーリー展開が反響を呼び、スペシャルドラマでの続編と映画化が実現した。

　鈴木は「日曜劇場の主役だし、頑張らなきゃと前半は思っていたんですが、みんなに助けてもらう体験を経て、中盤からは自分ではなく、チームとして強くなっていけばこのドラマは成功するかもしれないと思うようになった。僕自身が仲間の大切さ、共演者を信じることを学んだ作品」と思い入れたっぷりに語り、大谷選手に話を戻して「常にやっているチームじゃないのでいろいろ大変でしょうけど、期待しています」と活躍を祈った。

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