タレントのryuchell(りゅうちぇる)が24日、東京・渋谷The CORNERで行われた『ASTIGU×花盛友里「はきかえよう、自由を。」写真展』のオープニングイベントに、お笑い芸人・餅田コシヒカリとともに出席した。 イベントになぞらえて、自身の中学時代の写真を紹介したryuchellは「これしか出せる写真がないくらいで。中学校3年生のときは、自分らしくいたら孤独になっちゃう。みんなに合わせて流行りの歌を聞いたり、流行りの香水をつけたり、声を低くして話したり。とにかく孤独にならないために自分を偽っていました」と振り返った。 無理をして周りと歩調を合わせ続けたryuchellだが「それでも心は孤独だった。つるむ友だちはたくさんいるけど、本当の友だちがいない状態。実は、そのときは自分らしく生きている人が嫌いだったんです。自分が自分を隠して生きていたから」。高校では「地元の友人が一人もいない」学校に進学し、自分を偽ることを卒業。同時期にツイッターでの発信もはじめ、現在の活動につながっているという。 そんな過去の自分に向けて「世界は広いし、価値観はひとつじゃないよ」とメッセージを送ったryuchell。「僕もその経験をして痛みが分かるからこそ、寄り添っていける。だからこそ自分を愛する、自分を守ることを体現していきたい」と話していた。
2022/03/24