“国民的俳優”の長谷川博己と綾瀬はるかが共演する映画『はい、泳げません』(6月公開)より、水に顔をつけることもできないほどのカナヅチな哲学者・小鳥遊雄司(長谷川)と、水泳を教える熱血コーチ・薄原静香(綾瀬)、正反対の二人のプールでのシーンをとらえた場面写真が解禁された。 本作は、ノンフィクション作家、高橋秀実(※高=はしごだか)の同名エッセーが原作。ある決定的な理由で水を恐れることになった雄司が、ある日、ひょんなことから水泳教室に通い始めることになり、元妻の美弥子との過去の出来事や、シングルマザーの恋人・奈美恵との未来など、目をそらし続けていた現実とも向き合っていく、再生の日々を描く。 水がとにかく怖い雄司はプールの中でいつも必死だ。ビート板を手に水面を見つめ自分の恐怖心と葛藤し、コーチの静香に腕を掴まれ水中を引っ張られては困惑し、ブルース・リーのような険しい表情で頭でっかちな理屈をこねている。しかし、どのシーンを切り取っても、雄司の真っ直ぐな性格と一生懸命さが伝わってくる。
2022/03/23