映画芸術科学アカデミーが主催する「第94回アカデミー賞」の各部門のノミネーションが現地時間8日に発表された。日本から濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞の4部門にノミネートされ、現地時間3月27日の授賞式が注目される。 米アカデミー賞で日本映画が作品賞と脚色色へノミネートされたのは、史上初の快挙。監督賞と日本映画が複数の部門にノミネートされるのは、1986年(第58回)の黒澤明監督作『乱』以来。国際長編映画賞(旧称:外国語映画賞)へのノミネートは、2019年(第91回)アカデミー賞での是枝裕和監督作『万引き家族』以来で、受賞すれば2009年(第81回)滝田洋二郎監督『おくりびと』以来となる。 今回の最多ノミネートは、作品賞を含む11部門12ノミネートの『パワー・オブ ・ザ・ドッグ』。続いて、『DUNE/デューン 砂の惑星』が作品賞含む10部門にノミネートされた。
2022/02/09