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佐渡島を拠点に日本の伝統芸能を世界に発信し続け、創立40周年を迎えた太鼓芸能集団「鼓童」の初の主演映画『戦慄せしめよ』が、今月28日から2月10日までシネマート新宿にてブーストサウンド、2月11日から17日までシネマート心斎橋にてboidsound限定上映される。映画館の音響能力生かした上映で、太鼓の音の魅力を最大限に引き出してくれることだろう。ほか、全国で順次公開される。 本作は、鼓童メンバーから届いたメールをきっかけに、現代音楽家・日野浩志郎(goat /bonanzas/YPY)が延べ1ヶ月に及ぶ鼓童村での滞在制作で完成させた楽曲群を、豊田利晃監督が映像化したもの。全編佐渡島で撮影され、昨年2月、映像配信のみでの発表された。 佐渡島に流刑された世阿弥のような幽霊が道を歩いている。男は能面を被り、岸壁に立つと火のついた松明で空を叩く。時空を超え、現代の岸壁で裸で太鼓を叩く鼓童の男。太鼓の音は燃え盛る炎のように高まり物語が始まる…。 緻密な楽曲群を迫力の鼓童の太鼓が打ち鳴らす、戦慄の89分。日本の原風景をとどめる佐渡島の歴史と神秘をひも解き、音と映像に込めて届ける、せりふの一切ない音楽劇だ。

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  • 坂東玉三郎 (C)越島
  • 太鼓芸能集団「鼓童」の初の主演映画『戦慄せしめよ』(1月28日より全国順次公開) (C)越島
  • 太鼓芸能集団「鼓童」(photo by 大森克己)(C)越島
  • 監督:豊田利晃(photo by 大森克己)(C)越島
  • 音楽:日野浩志郎(photo by 大森克己)(C)越島

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