「テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選」。18日の第3夜は、松本清張原作、田村正和主演、2012年放送の『十万分の一の偶然』(後9:00〜11:05)。“十万分の一の偶然”と評されるシャッターチャンスで撮られた一枚の報道写真から、愛する娘の命を奪った交通事故の発生経緯に疑念を抱く、“父の執念”を田村が熱演。重厚な社会派ミステリーとしても、繊細な人間ドラマとしても見応えのある一作が、7年ぶりによみがえる。 『十万分の一の偶然』は、田村がその類まれなる作品性に強く引かれ、主演連続ドラマ『告発〜国選弁護人』(2011年1〜3月)以来、1年9ヶ月ぶりにテレビドラマへの出演を快諾した作品だった。当時、田村は「この作品は単なる刑事的な謎解きのドラマではなく、亡くなった娘の供養になると信じて“真相”を突き止めていく“父親の執念“、心理のプロセスが最初から最後まで丁寧に描かれた“人間ドラマ”です。出演オファーをいただいた当時、その徹底した人物描写と物語の構成に面白さを感じました。藤田朋二監督をはじめ信頼するスタッフに囲まれて、大変充実した撮影でした」と、熱く語っていた。
2019/08/18
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