きょう17日は敬老の日。「INORI〜祈り〜」などのヒット曲で知られる歌手・クミコ(63)は、自身も高齢の両親を介助しながら、10年以上にわたり老人ホームなど高齢者向け施設に出向いてのライブ活動を続けている。そして今、クミコが歌う楽曲「最後だとわかっていたなら」(3月7日発売)が、アニメーションでつづられたミュージックビデオ(MV)とともに各地の高齢者施設で大きな感動を呼んでいるという。歌の内容はというと、大切な人の死、そして人生の後悔をストレートな言葉(詞)で表現しており、いわゆる“ポジティブ”なメッセージソングとは程遠い。それでもこの歌が、高齢者たちの共感を得ているのはなぜか。クミコにライブの現場で感じた高齢者の胸の内や、音楽(歌)の力がもたらすものについて語ってもらった。 歌詞は、アメリカ人女性のノーマ・コーネット・マレックが、1989年に10歳の息子を亡くした際につづった一篇の詩が原作(原題「Tomorrow Never Comes」)。2001年に起きたアメリカ同時多発テロ 9.11で亡くなった消防士の手帳に書かれていた詩として注目を浴び、テロの追悼集会でも朗読されたことで、“世界が涙する詩”として知られるようになった。

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  • クミコ「最後だとわかっていたなら」を語る
  • 高齢者のもとを訪れ歌うクミコ
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