今月3日に肺炎のため亡くなった歌舞伎俳優・市川團十郎さん(享年66)の本葬が27日、東京・青山葬儀所にて営まれ、同じ歌舞伎俳優の中村勘九郎と坂田藤十郎が、團十郎さんとの思い出を明かした。
勘九郎は、昨年12月に行われた自身の襲名公演が團十郎さんにとって最期の舞台となったことに「ご無理をさせてしまったんじゃないか」と悔み、「襲名で最期に『船弁慶』をご一緒出来たことは、役者人生の中で誇りに思う」と感謝。また、「隈が上手くできないと聞きに行ったら、ご丁寧に紙に書いて教えてくださって」と思い出を明かし、「本当にたくさんご恩があるので寂しい」と別れを惜しんだ。
藤十郎も「幕が閉まるとすぐに『お疲れ様でした』とにこやかにあいさつしてくれてね。弁慶のメイキャップの下にいつも優しい團十郎さんがいた」と共演を振り返り、「まさかあれが最期の舞台になるなんて」と声をつまらせた。「役者というより、人間同士の付き合いだったかな。本当に暖かみのある人なんです」と懐かしみながら「海老蔵さんがあれだけしっかりしているから、安心してくださいよと叫びたい」と故人に思いを馳せた。
勘九郎は、昨年12月に行われた自身の襲名公演が團十郎さんにとって最期の舞台となったことに「ご無理をさせてしまったんじゃないか」と悔み、「襲名で最期に『船弁慶』をご一緒出来たことは、役者人生の中で誇りに思う」と感謝。また、「隈が上手くできないと聞きに行ったら、ご丁寧に紙に書いて教えてくださって」と思い出を明かし、「本当にたくさんご恩があるので寂しい」と別れを惜しんだ。
藤十郎も「幕が閉まるとすぐに『お疲れ様でした』とにこやかにあいさつしてくれてね。弁慶のメイキャップの下にいつも優しい團十郎さんがいた」と共演を振り返り、「まさかあれが最期の舞台になるなんて」と声をつまらせた。「役者というより、人間同士の付き合いだったかな。本当に暖かみのある人なんです」と懐かしみながら「海老蔵さんがあれだけしっかりしているから、安心してくださいよと叫びたい」と故人に思いを馳せた。
コメントする・見る
2013/02/27