俳優のオダギリジョーと韓国俳優のチャン・ドンゴン、カン・ジェギュ監督が5日、都内で行われた映画『マイウェイ 12，000キロの真実』大ヒット祈願の書き初めイベントに登場した。同作が、第62回ベルリン国際映画祭＜パノラマ部門＞に招待出品されることを受け、オダギリは「監督もかなりのお金をベルリン映画祭に渡したのではないでしょうか？」と冗談交じりに語り、「こういう商業的な大作が三大映画祭に選ばれることは珍しいのですが、きちんと作品としての魅力を評価していただいた結果だと思います。自分もこの作品に参加できて光栄です」と語った。

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　ドンゴンは「これまでにもヨーロッパの視点から第二次世界大戦を描いた作品は多くありましたが、東洋人から見た大戦というものをヨーロッパの人たちがどのように感じるのか、期待と不安に胸を膨らませております」とコメント。ジェギュ監督は「日本と韓国の2人の若者が少しずつ歩み寄りながら友達になっていく過程を描いています。この作品を観た若い人たちが、日本と韓国の歴史についても新しいビジョンで新しい未来を作っていって欲しいと思います」と語った。

　同イベントには、美人書道家の木下真理子氏も登場。今年の干支とオダギリが演じる主人公の“辰”雄という名前にちなんで、木下氏が描いた文字に3人が1筆ずつ書き足して甲骨文字の「辰（龍）」を完成させた。また、木下氏は作品を観た感想を「絆」という文字で表現。「恥も外聞もかなぐり捨てた人間と人間の間にあるのが、真の絆なのではないかと思います。監督もそれを描きたかったのではないかと思い、この文字を選びました」と解説した。

　映画『マイウェイ 12，000キロの真実』は、1月14日より全国ロードショー。