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音楽作品はもちろん、映像作品の売り上げも加えたアーティストトータルセールスは、年間を通してのアーティスト活動の充実ぶりが反映されているランキングといっていい。その意味で、この部門のトップを獲得したEXILEは、年の初めに自ら提唱した“PERFECT YEAR”を見事に体現した格好となった。そもそも自らの目標に“PERFECT YEAR”という文字を掲げるのはかなり勇気のいることである。ある程度の成功では、周囲も“PERFECT”とは見てくれないからだ。そんな周囲の評価に加えて、自身も胸を張れる成果、それを堂々と宣言し、実現してしまったEXILEには改めて脱帽するほかない。
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| ■EXILE |
■浜崎あゆみ |
2位には、2007年に続いて浜崎あゆみがランキングされた。10周年という区切りの年は耳の病という“逆風”からスタートしたが、フルボリュームのシングルコレクション『A COMPLETE〜ALL SINGLES〜』を核にセールスを積み上げ、女性No.1アーティストの座を奪還した。
3位には、結成20周年をすさまじい勢いで駆け抜けたB'zが入った。2枚のベストアルバム、世界にも映像が配信された大阪・なんばHatchでのライブを余すところなく詰め込んだDVD『B'z LIVE inなんば』など、ファンならずとも触手が伸びるアイテムを揃え、2人の記念すべき年を彩った。オールキャリアにおけるCDのアーティストトータルセールスで1位を独走するB'z、そのパワーは衰えを知らない。
安室奈美恵の活躍も2008年のJ-POPシーンの大きなトピックとなった。カリスマとも称された少女が大人の女性として再び時代のメインストリームを形成する。言葉にすると簡単だが、これがどれほどの偉業かは同じ場所に身を置くアーティストたちが一番よくわかることかもしれない。安室自身と彼女を取り巻くすべての人々の“チャレンジ精神”が大きく実を結んだ1年といえるだろう。
コブクロもすっかりこのランキングに欠かせない1組となった。ツアーを中心に練り込まれた作品は息が長く、確実に感動の輪を拡げていっている。曲調に関係なく“歌の力”を伝えてくれる貴重な存在だ。
(文:田井裕規)
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