08年第1弾シングルとなった「GIFT」に収められた3曲は、すべて今年に入ってからレコーディングされたピカピカの新曲。つまり、このシングルには最新のミスチルの音と歌が刻まれているわけだ。
「レコーディングっていうのは、僕らにとってライフワークみたいなものだし、それこそいつでもどこでも自分の中に音楽は鳴ってるものだから、去年の秋に全国ツアーが終わってからもずっとスタジオに事あるごとに入ってたんですよ」(桜井) 「そのなかでも「GIFT」は、桜井には珍しく曲よりも歌詞のほうが先に生まれた曲なんですよ。ホント、長いこと一緒にやってますけど、詞が先にあるなんて初めてかもしれない」(中川) 「最初は断片的な詞ではあったけど、すでにその段階からグッと胸にくるものはありました」(田原) 「GIFT」の歌詞にある“白と黒”という言葉は、いちばん最初に書いた歌詞のモチーフであり、何度か書き直したあとでも最後まで残った言葉だったとか。 「よく、“白か黒かはっきりしろ”なんて言うけど、白と黒の間にだっていろんな色があるはずなのになぁと思って。オリンピックのような場所では、どうしてもメダルの色や勝ち負けに注目が集まってしまいがちだけど、勝とうが負けようが、そこにたどりつくまでの努力だったり、道のりだったり、見守ってくれる人がいたり、そういう人たちとのつながりのほうが、よっぽど価値があるんじゃないかと思ったんです。きっと、一人ひとりの生活の中にだって、どんなメダルの耀きにも負けない、その人だけの大切な耀きがあるはずだと思ったし、それがその人にとっての大切なGIFTなんだなって」(桜井) 2曲目の「横断歩道を渡る人たち」は、そのタイトル通り(?)、桜井がいつも車で通っている近所の商店街で見た風景が歌詞にいくつも散りばめられている。運転席からフロントガラス越しに観た風景は、まさに日常を切り取っていて、それは私たちがいつも見ている風景と変わりがないように思える。しかし、そんな何気なく移り変わる日常のワンシーンを桜井は荒々しく、攻撃的に歌う。そんな桜井の歌と軽快なブラスとバンドサウンドとフォーク的な要素を合体させた「横断歩道を渡る人たち」は、インパクト大!の楽曲だろう。
そして3曲目の「風と星とメビウスの輪(Single Version)」は、ピアノと桜井の歌のみで構成されたバラード曲。心をそっと静かに、優しく包み込んでくれるような、まるで子守歌のような曲だ。さて、“Single Version”とあえてタイトルに表記されているということは、“another Version”があるのだろうかと興味が沸いてしまう。そして、ミスチルの次作(つまり3ヶ月連続リリースの第2弾)は、昨年行った全国スタジアムツアー『Mr.Children “HOME” TOUR 2007 〜in the field 〜』の日産スタジアムでのライブを収めたライブDVDが決まっている。そして第3弾は、ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(CX系)主題歌「HANABI」(9月3日発売)と続く。そう、これからミスチルからのGIFTが私たちの元へ次々と届くのだ。 (文:松浦靖恵)
1989年、桜井和寿(Vo&G)、田原健一(G)、中川敬輔(B)、鈴木英哉(Dr)の4人により結成。
■シングル「旅立ちの唄」特集 P R
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