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世代を超えて、性別を超えて、万人に支持されるアーティスト、それは時の流れに認められた音の表現者。今年も新たな“時代の表現者”が選ばれた。恒例となった雑誌『oricon style』が発表する2万人が選ぶ好きなアーティスト、今年のNo.1に選ばれたのは宇多田ヒカル。
心に残る名曲とともに希代の歌姫が2007年の夏を制した、といったところだろうか。宇多田ヒカルが昨年の4位から一気にトップの座を射止めた。上半期屈指の大ヒット曲となった「Flavor Of Life」。甘くほろ苦い歌詞、胸を打つ切ないメロディー、そしてその世界観を鮮やかなまでに表現していく宇多田の歌声で彩られたこの曲は、ネット配信において驚異的なダウンロード数を叩きだし、上半期のCDセールスランキングでも2位という成果を収めた。多くの人の心にフィットしたこの楽曲の存在が、アーティスト・宇多田ヒカルの魅力を再認識させ、今回の結果に結びついたと言えよう。好きな理由のトップ3に「歌声」「楽曲」「歌唱力」が挙がった彼女、デビューから9年を経て、その魅力がさらなる熟成の時を迎えたかのように映る。
2位には今回初のベスト10入りとなったコブクロがランクイン。その抜群のハーモニーを耳にしない日はないと言えるほど、多くの人の生活に溶け込んでいる感のある彼らだが、人生の機微を歌い、包み込むように励ましてくれる作品を聴かせてくれる一方で、饒舌でウィットに富んだトークと飾ることのない愛すべきキャラクターをも兼ね備え、ファン層は広範囲にわたる。「楽曲」「歌詞」が好きな理由の上位に選ばれるほど群を抜く作品のクオリティーは、藤原紀香、陣内智則の披露宴で歌われた「永遠にともに」などでも明らか。ベストアルバムを200万枚以上売り上げた知名度は全国の老若男女をカバーしており、今後も高い人気を保ちそうだ。
3年連続3位というMr. Childrenの人気の安定ぶりも特筆もの。環境の変化や興味の広がりなどから、好みのアーティストが変わっていくケースは少なくないが、ミスチルに関してはそうした影響がほとんど見受けられない。彼らが放つ力強いメッセージに共感している人々の多さを物語っている。
コブクロ同様、今回初めてのランクインとなったのが絢香。ポップチューンからバラード、ブルージーなナンバーまで難なく歌いこなす天性の歌唱力と、年配層をも唸らせる研ぎ澄まされた歌詞。ティーンのレベルではない音楽センスが世代を飛び越えて受け入れられた結果だろう。
(文:田井裕規)
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【調査方法】
自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】による全国の高校生、専門・大学生、20代社会人、30代の男女、計20000人にインターネット調査したもの。 |
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