――原作はティーンに絶大な支持を受けている純愛少女マンガですね。
【岡田】 少女マンガは普段あまり読む機会はないんですけど、姉と妹がいるので、家でたまに手に取ったりはしていました。今回は、出演のお話をいただいてから原作を読みました。マンガは好きなのでいろいろな作品を読んでいるなかでも、惹き込まれるすばらしいストーリーだなと。男性にも読んでもらいたい作品ですよね。
――今回の役を演じるうえで意識したことは?
【岡田】 これまで、いろいろなマンガ原作の作品をやらせていただいているなかでは、実際に3次元の世界での言葉にすると違和感があって、マンガのなかだから言えるセリフがたくさんあったんですけど、今回はその辺をほとんど意識しないでできましたね。
――今作は、口に出すのが気恥ずかしいセリフはなかった?
【岡田】 それはやっぱり少しはありますよ(笑)。「これは言えないっすよ」って監督に相談したこともありましたし、それで修正されている部分もあります。
――井上真央さんとは息のピッタリあった恋人ぶりですね!?
【岡田】 長い付き合いの親しい姿って、いろいろな動作や会話の雰囲気に表れてきますよね。いきなり幼なじみで恋人の役をやれといわれても、なかなかできないと思うんです。ですから、クランクインしたときから、できるだけ話をしようとしていて、常にコミュニケーションをとっていました。まず、井上さんのことを知ってから、役の繭(まゆ)というフィルターを通して井上さんと話すみたいな感じですね。最初はそうだったんですけど、途中から(井上さんを)繭としかみていなかったです・・・。メッチャ好きになっていましたね。
――カメラが回っていないときもそういう気持ち?
【岡田】 役に入り込んでいるのかどうかすらわからないくらい好きでしたね。ずっと繭ちゃん好きだわ〜っていっていました(笑)。
――井上さんに惹かれていた部分も(笑)?
【岡田】 惹かれていましたね〜(笑)。マンガをみたときから、繭がすごく好きでかわいいなあって思っていて、撮影現場で井上さんをみたときに「あ、繭だ」って。自分の気持ちなのか、役の逞(たくま)の気持ちなのかよくわからなくなって、ラブコール送っていましたから(笑)。
――恋敵役の細田よしひこさんへの闘争心をかき立てられたことは?
【岡田】 嫉妬の嵐でしたね(笑)。井上さんとよしひこくんがふたりのシーンを撮っていて、自分だけ待ちのとき、早く終わらせてくれよって思っていましたから(笑)。
――撮影でつらかったことはある?
【岡田】 よしひこくんとの100メートル走のときですね。30〜40回、日が暮れるまで走っていて、ホントにつらかったです。あれは演技じゃなくてリアルな表情ですよ。
――繭みたいな気の強い子は?
【岡田】 好みですね(笑)。
――初恋のドキドキしたエピソードとか。
【岡田】 初恋ですか・・・。たぶん小学校の低学年なんですけど、あまり記憶にないですね。一緒に宿題やっていたりとかくらいですかね。中学生くらいで周りでは付き合っている人もいて、一緒に帰ったりしていましたけど、きっとそういう時間だけで幸せなんですよね。僕はそこら辺は味わなかったですね。残念な成長をしてしまいました(笑)。
――でも、出演作はラブストーリーが多いですね。
【岡田】 実は、あまり得意なほうではないんですよ。恋人同士の距離感を出すのってホントに難しくて。すごくやりたい気持ちはあるんですけど、一方で、別の方向に挑戦したい気持ちもありますね。複雑な人間関係のドロドロしたドラマとか好きなんです。まだあまりやったことがないので、これからチャンスがあればやりたいですね。
――今作の繭と逞から、女性に感じて欲しいこととは?
【岡田】 いま生きているなかで、こんなひとにめぐり合えたらいいな、めぐり合わせって大切なのかなって、少しでも汲み取っていただければうれしいです。この恋愛をみて、人のことを好きでいたいっていう気持ちはこんなにも悲しいものだけど、ホントに恋愛っていいなって感じていただければ。素直な気持ちでみていただきたいです。