【upcoming】ハルカミライ、Novelbrightなど、11/25付週間ランキング『ORICON MUSIC』編集部注目の6作

 最新11/25付オリコン週間ランキングから、CDセールスやデジタル配信で注目すべきチャートアクションを見せた作品を、『ORICON MUSIC』編集部のメンバー6名が独自の目線でピックアップ。これから注目すべきアーティスト、話題作の動向を紹介する。

N.Flying「Doll/Kick-Ass」/シングル12位

実力派K-ROCKバンド、最新シングルが初登場12位
 イ・スンヒョプ(Vo/Rap)、ユ・フェスン(Vo)、チャ・フン(G)、キム・ジェヒョン(Dr)という4人による実力派K-ROCK バンド、N.Flyingのシングル「Doll/Kick-Ass」が、11/25付シングルランキング12位にランクイン。恋に踊らされる自分を操り人形にたとえて表現したミドルチューン「Doll」と「自分の限界を飛び越えて行け」いうポジティブなメッセージが込めたアップチューン「Kick-Ass」。ツインボーカル(ラップ)の掛け合いやハーモニーが心地いい。YouTube 公式チャンネルにアップされている日本のヒット曲のカバーも必見。

ハルカミライ「PEAK’D YELLOW」/シングル18位

パンク魂を見せつける、スピード感と熱量あふれる新曲
 4人組バンド・ハルカミライの3rdシングル「PEAK’D YELLOW」が、11/25付シングルランキング18位にランクイン。今年1月のメジャー1stアルバムリリースから加速度的に勢いを増し、メインストリームへと駆け上がろうとしている彼らの待望の新作は、“真実を見つけ出して輝き続けていきたい”という自身の歩みをそのまま歌っているかのような熱いメッセージソング。その熱量、スピード感はこれまで以上に増し、バンドの進化を見せつけている。彼らの楽曲からは、かつてのパンクロック全盛期のようなムーブメントを巻き起こしていきそうな予感を抱かせる。

転校少女*『COSMOS』/アルバム8位

7人組アイドル・転校少女*、デビュー作が自己最高位を記録
 7人組女性アイドルグループ・転校少女*のメジャーデビューアルバムが、11/25付アルバムランキング8位に初登場。自己最高位を記録した。2014年に結成し、17年より現グループ名で活動中。エモーショナルな楽曲とパワフルなステージが持ち味で、徐々にリスナー層を拡大している。本作のタイトル『COSMOS』は、「秩序ある、調和の取れた宇宙」と少女の純真という花言葉を持つ「秋桜」を指すダブルミーニング。変拍子のリズムが面白い「Girl’s Time*」や、ストリングスが利いたアップチューン「星の旅人」など、アルバム名を体現するような楽曲が詰まっている。

Rei『SEVEN』/アルバム20位

ロック史を体に刻んだギターと世代特有の気持ちが表れた歌詞
 昨年11月にリリースした1stアルバムに次ぐ1年ぶりの新作。定評のあるギタープレイは、聴くだけで彼女のなかの壮大なロック史が、確実に血となり肉になっていると実感できる。そのしっかりとした根の張り方が、他のアーティストとの違いではないか。そうしたサウンドの重厚感とは裏腹に、英語をところどころ織り交ぜながら歌われる歌詞は、迷いや不安、不満を滲ませながら、それでも強く生きようとする、この世代特有の気持ちが反映されていて、それがReiというアーティストをさらに多面的にしている。

長谷川白紙『エアにに』/アルバム71位

気鋭の20歳の音楽家、最新アルバムが71位に
 2016年から作品を発表し始め、昨年12月に初CD作品『草木萌動』をリリース。その音楽性が高く評価された長谷川白紙の最新アルバム『エアにに』が、11/25付アルバムランキング71位に登場。他に類をみない唯一無二のサウンドは、本作にも凝縮。特に、リード曲「あなただけ」は、音符が“はね”て遊んでいるかのような鍵盤と、ハイトーンボイスが見事にマッチ。スタイリッシュかつエモーショナルな、ポップミュージックの進化系と言える楽曲になっている。YouTubeで公開中のクリエイティブチームsankakuが手がけた同曲のMV も秀逸。

Novelbright『SKYWALK』/アルバム100位

SNSで話題のNovelbright、ストリートから新星が誕生
 男性5人組ロックバンド・Novelbrightのアルバム『SKYWALK』が、11/25付アルバムランキング100位にランクインした。オリジナル楽曲「Walking with you」やOfficial髭男dism「Pretender」のカバーを歌う路上ライブの様子がTikTokやSNSで話題となり、フジテレビ系『めざましテレビ』でも紹介された。真っ直ぐに胸を打つ竹中雄大のハイトーンボイス、キャッチーで耳馴染みの良いメロディー、数多くの路上ライブ経験が活きているようだ。路上からネット、サブスクからフィジカルと新潮流とも言える彼らの動向に注目だ。

提供元: コンフィデンス

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