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最優秀作品賞は『凪のお暇』 「第17回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」全8賞発表

新人賞:重岡大毅

撮影/逢坂聡

撮影/逢坂聡

マイペースな主人公の“新たな一面”を引き出す好青年

「新人賞」は、ドラマ10『これは経費で落ちません!』に出演した、ジャニーズWESTの重岡大毅が受賞した。

『これは経費で落ちません!』は、石けんメーカーの経理部に勤める少々堅物なアラサー独身女性の主人公・森若沙名子(多部未華子)が、経費精算書に潜む違和感を見抜き、会社の問題を密かに解決していくお仕事ドラマ。劇的な展開こそないものの人間模様が丁寧に描かれ、視聴者によるドラマ満足度調査「オリコン ドラマバリュー」は右肩上がりで推移。最終話は100Pt満点中95Ptという高数値をマークした。

 重岡が演じたのは、沙名子の会社の同僚で、営業部の若手エース・山田太陽。とある騒動で深く関わるうちに沙名子に惚れ、奥手な彼女に猛アタックをしていくという役どころだ。本作ではマイペースな沙名子が、経理の仕事や太陽からのアプローチを受け少しずつ人間味を増していく様が特に女性たちから共感を集めたが、それには多部に加え、重岡が人懐っこく明るい太陽を魅力的に演じていたことが大きかったといえるだろう。

 審査員からは、「ごく普通のサラリーマンを自然に爽やかに演じていた」(佐藤智恵氏/作家・コンサルタント)「主人公との恋愛の初々しさもたまらなく良かった」(椎葉克宏/『コンフィデンス』編集委員)との意見が。また、出演作はさほど多くはないものの映画『溺れるナイフ』(16年)での好演など、役者としても彼のことを注目していた審査員は多く、将来性も含めて決定した。

 なお、決戦投票では、NHK連続テレビ小説『なつぞら』で、主人公と血のつながらない姉妹を演じた福地桃子との一騎打ちとなった。

重岡大毅 受賞コメント

太陽の傷つきながらも頑張っているところに惹かれました
あまり賞をいただいたことがないので、とても嬉しいです。普段はグループで活動しているので、個人でいただけたことも嬉しいです。演技はすごく好きなので、いろんな人に「重岡が新人賞を取ったんだ」って言ってほしいです。演じた山田太陽という役は、とにかく“頑張る男”なのかな、と思って演じていました。決して鈍感だとか馬鹿なわけではなく、しっかり傷つきながらも頑張っているところに惹かれました。お芝居は他人の人生を歩いている感じがして、そこが楽しいです。ものづくりの現場が好きなので、そこにはずっといたいなって思います。

【受賞ロングインタビュー】
重岡大毅、役者としての想い語る「若いときからジャニーズ、自分の青春を演じてみたい」

提供元: コンフィデンス

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