【Creators Search】LiSA、天晴れ!原宿ら手がける堀江晶太、アイドル・アニソンからロックまで幅広い層にアピール

  • 天晴れ!原宿の「アッパライナ」

    天晴れ!原宿の「アッパライナ」

 5/13付週間シングルランキングで2位を記録した天晴れ!原宿の「アッパライナ」。歪みを効かせたヘビーなギターサウンド、デジロックの要素を取り入れた刺激的なアレンジ、和のテイストを感じさせるメロディーが印象的なこの曲は、“KAWAIIカルチャー”を世界に発信するというグループのコンセプトを改めて示すと同時に、ファンを盛り上げるライブ・アンセムとしての役割も担っている。その「アッパライナ」の作曲、編曲を担当しているのが堀江晶太氏。ロックバンド・PENGUIN RESEARCHのメンバーとしても活動しているクリエイターだ。

 10代の頃から作曲家、編曲家としてのキャリアをスタートさせた堀江氏は、2011年頃からボカロP・kemuとして動画共有サイトに楽曲を投稿。「六兆年と一夜物語」や「インビジブル」などの楽曲が100万回以上の再生回数を記録するなど、ネットユーザーを中心に大きな反響を呼んだ。

 2013年以降は、LiSAの「Rising Hope」(2015年)と「シルシ」(2014年)の編曲、ベイビーレイズJAPANの「走れ、走れ」(2016年)と「閃光Believer」(2016年)の作詞・作曲・編曲、茅原実里の「恋」(2015年)の作曲と編曲、田所あずさの「純真Always」(2016年)の作曲・編曲などを手がけ、新世代のヒットメーカーの1人として一躍注目を集めた。

 アニメソングやアイドルソングを数多く手がけるなどバラエティに富んだ作風でも知られているが、彼のセンスがもっとも発揮されるのはロックテイストの楽曲。エッジの効いたバンドサウンド、起伏に富んだキャッチーなメロディーを組み合わせることでシンガーの魅力を引き出し、アニソンからロックファンまで幅広い層のリスナーにアピールできることが堀江氏の真骨頂だろう。PENGUIN RESERCHでもメインコンポーザーとして才能を発揮し、2019年8月には初のアリーナ公演(神奈川・横浜文化体育館)も決定。今後もジャンルを超えた活動が期待できそうだ。

(文/森朋之)

提供元: コンフィデンス

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