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高視聴率『まんぷく』、満足度も序盤から好調 直近3年の朝ドラで最高のスタート

  • 『まんぷく』でヒロイン・福子を演じる安藤サクラ (C)ORICON NewS inc.

    『まんぷく』でヒロイン・福子を演じる安藤サクラ (C)ORICON NewS inc.

 安藤サクラがヒロインを務める、連続テレビ小説『まんぷく』(NHK総合ほか/月〜土8:00)が10月より放送を開始。視聴率は、第1週目の初回1話(10月1日放送)が23.8%、第2週目も10話(10月11日放送)が22.8%を記録するなど、前作『半分、青い。』の勢いを引き継ぎ好スタートを切ったが(ともに関東地区、ビデオリサーチ調べ)、本作は“満足度”の面においても序盤から絶好調。

 週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』によるドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」では、第1週、第2週目ともに100ポイント満点中73ポイントをマーク。同調査を本格的に開始した15年度後期『あさが来た』以降の直近3年の朝ドラと比較すると、最高の好スタートを切る形となった。
第1週目は主に、40ポイント後半〜50ポイント中盤の満足度で推移

 同作のモデルは、日清食品創業者の安藤百福氏と妻の仁子氏。戦前から高度経済成長にかけての激動の時代を何度も失敗しては這い上がり、「インスタントラーメン」という世紀の大発明へと辿り着く夫婦の“人生大逆転”の成功ストーリーとなっている。

 脚本を務めるのは、大河ドラマ『龍馬伝』や『HERO』(フジテレビ系)シリーズ、『DOCTORS〜最強の名医〜』(テレビ朝日系)シリーズなどの人気作を手がけてきた福田靖氏。なお、福田氏は、17年10月期放送のドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)で、本誌発表の『第10回コンフィデンスアワード・ドラマ賞』で脚本賞を受賞した。
 ここ3年の朝ドラの第1週目の「ドラマバリュー」は、大体40ポイント後半〜50ポイント中盤で推移してきた。具体的には、波瑠主演の『あさが来た』は56ポイント、高畑充希主演の『とと姉ちゃん』は53ポイント、芳根京子主演の『べっぴんさん』は46ポイント、有村架純主演の『ひよっこ』は51ポイント、葵わかな主演の『わろてんか』は48ポイント、永野芽郁主演の『半分、青い。』は54ポイント。加えてこれまでの朝ドラの特徴として、半年間にわたる長期の放送となるため、前出の作品にも言えるように中盤から後半にかけて満足度を上げていくケースが多かった。

直近3年のNHK連続テレビ小説作品、第1週目のドラマバリュー比較

『ひよっこ』同様にヒロインの幼少期描かず、第1話から安藤が登場

 朝ドラの第1週目といえば、ヒロインの幼少期が描かれ子役らによって物語が展開されるケースが比較的多いが、最新作の『まんぷく』は有村主演の『ひよっこ』と同様、ヒロインの幼少期は描かず、第1週目から主要キャストが次々と登場。出演者には数々の映画賞に輝く主演の安藤を筆頭に、長谷川博己や内田有紀、松下奈緒、桐谷健太、片岡愛之助など、演技派たちが名を連ねており、特に「主演」「主演以外のキャスト」の項目で、これまでの朝ドラ作品に差をつけた。

 第3週「そんなん絶対ウソ!」で早くも“危機”を迎えた福子(安藤サクラ)と萬平(長谷川博己)は、10月22日からの第4週ではどのような展開を迎えるのか。次週以降も視聴者の反応とともに注目したい。

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「オリコンドラマバリュー」とは

オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1〜20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。
【調査概要】
■地域:1都1道2府14県 → 関東圏(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬)/関西圏(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)/その他地域(北海道・愛知・岡山・香川・福岡)
■対象:10代〜 50代の男女計690名
■方法:インターネット調査

提供元: コンフィデンス

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