『グッド・ドクター』成功の背景にある、“リアリティ”を追求した脚本作り
徳永氏は『フジテレビ ヤングシナリオ大賞』を機に、05年に『電車男』の第6話で脚本家デビュー。以降、『海の上の診療所』(13年)、『水球ヤンキース』(14年)、『探偵の探偵』(15年)、『僕たちがやりました』(17年)、『海月姫』(18年)など、フジテレビを中心にさまざまなヒット作を輩出。今回は前出の『海の上の〜』『水球〜』でもタッグを組んだ、同局プロデューサー藤野良太氏から依頼を受けた。
小児科医療を取材していくなかで知ったのは、日本には小児外科医が少ないという現実です。山崎くんも話していましたが、『このドラマを通じて小児外科医が1人でも増えてほしい』というピュアな願いを、キャスト・スタッフ一同が持ちながら作りました。何年か先にそれが叶い、何千人もの子どもの命が救えることになるのなら、それ以上の幸せはないと思います」(徳永友一氏/以下同)
主人公・湊を演じる山崎の演技に対しては、視聴者から「主演の山崎さんは、今まで演じてきた役の中で一番魅力的に見えた」、「山崎さんの演技にとても感動した」「山崎さんが難役を自然にこなしている。ずっと彼のドラマを観てきたが、今回は特に素晴らしい」(「ドラマバリュー」調査時に視聴者から寄せられたコメントより)などと、高い評価を集めた。