多国籍なメンバーで構成された個性豊かなNCT 127とは

 多国籍なメンバーで構成されたNCT 127の日本デビューミニアルバム『Chain』(5月23日発売)が、週間アルバムランキングで2位を獲得し、好調な日本デビューを飾った。CD以外にもカセットテープでもリリースされた本作と日韓の活動スタイル、多国籍なメンバーの人柄について話を聞いた。

個性や魅力もさまざまな多国籍グループ

 東方神起、SUPER JUNIOR、SHIらが所属する芸能事務所SM ENTERTAINMENTから新たなグループが誕生。日本、韓国、中国、アメリカ、カナダという多国籍のメンバーで構成された男性9人組グループ・NCT 127だ。韓国では2006年にデビューし、すでに有名音楽賞の新人賞を総なめする人気ぶり。メンバーは自分たちの個性や強みをこう話す。
「9人全員の個性や魅力が違うんですけど、それが合わさったときのパワフルなステージが僕たちの武器だと思います。火がついたように爆発的なパフォーマンスが生まれるところに注目してほしいです」(ユウタ)
「多国籍なメンバーが集まっているので、ライブのパフォーマンスはもちろん、バラエティやトーク番組でも幅広い魅力が出せるんじゃないかなと。韓国のバラエティでは、メンバーの豊かな一面をいつもお届けできていると思うので、日本でも機会があればそういったテレビ番組に出演してみたいです」(テヨン)

 現在発売中の日本デビューミニアルバム『Chain』は、週間アルバムランキングで 2 位を獲得し、好調なスタートを切った。
「まずは日本デビューの機会を与えてもらったことに全員とても感謝をしています」(ジェヒョン)
「待っていてくださった日本のみなさんに心から“ありがとう”を伝えたいです。そして日本デビューミニアルバムですが、タイトル曲『Chain』は繰り返されるサビが不思議と耳に残る 1 曲になっています」(ユウタ)
「そのほかの収録曲も、全曲すごくいい仕上がりになった自信があります。パワフルなMVと合わせて楽しんでほしいです」(ウィンウィン)
「レコーディングとMV撮影は、日本語でやるのが難しい部分も多かったのですが、ユウタくんに助けてもらって今はだいぶ慣れました」(ドヨン)

日本だけでなく韓国でもアナログ回帰の傾向が

 今作は、CD以外にカセットテープ(初回生産限定盤)でも発売。日本では近年カセットテープの人気が再燃しつつあるが、こうしたアナログ回帰の傾向は韓国でも見られるという。
「韓国では数年前からLPがブームで、最近は懐かしいヴィンテージスタイルのファッションやフィルムカメラなども人気があります。カセットテープは僕らも今回久しぶりに見たのですが、どこか新鮮で、特別な感じがしました」(ジャニー)

 念願の日本デビューに向け、5月にはイベントを行うなど、積極的な来日プロモーションを行っていた彼ら。日本と韓国の活動にはどんな違いがあるのだろうか。
「韓国ではすでにデビューをしていますが、日本での活動は初心に返ったような、また新たな始まりという気持ちが強いです」(マーク)
「僕はもちろん、メンバーもみんな日本が大好き。なので日本のファンに自分の言葉で直接想いを伝えようと、普段から日本語について積極的に僕に質問してくれます」(ユウタ)
「今回のプロモーションではラジオにも出演させていただきましたが、じっくり音楽の話をしたり、いろんな会話を楽しくするという雰囲気は韓国のラジオともよく似ているなと思いました」(ジェヒョン)
「活動の話とは少し違うかもしれないのですが、日本のスタッフさんは差し入れが豪華です。クレープがメンバーに大人気で、いっぱい食べました」(ヘチャン)
「日本のスタッフのみなさんが細やかな気遣いをしてくださることを本当にありがたく思います」(ジャニー)
 今後、日本でさらなる旋風を巻き起こすであろう9人。今後の目標については。「いつか単独ツアーで皆さんとお会いできれば嬉しいと思います」(ユウタ)「たくさん素敵な姿をお見せしていくので期待してください」(テイル)と力強く語る。ツアーを含め、ますます活躍が期待される。

(文/川倉由起子)
[18年6月11日号 コンフィデンスより]
NCT 127 オフィシャルサイト(外部サイト)
NCT 127 mu-noサイト(外部サイト)

提供元: コンフィデンス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索