【週間・楽曲ヒット分析】TWICE、デジタル戦略×マスPRでファン急拡大
サブスクリプションサービスでの大きな反響はAWA、Amazon等も同様だ。さらに、1 月11 日に公開されたMVの動向を見ると、2月13日午前現在で、3100万再生を突破。今回のMVは女子を中心に、低年齢層にも受け入れられやすいアニメーション仕立てになっており、こうした映像作品からもファン層をさらに拡大したと思われる。
また、フィジカルの発売に際しては、2月2日からTVCMも大量投下。これらの施策によって、グレー層の取り込みに成功した結果、フィジカルの好スタートに繋がったようだ。
同作は平昌五輪・パラ五輪のNHK放送テーマソングに起用。同大会の盛り上がりとともに、「サザンカ」のダウンロード数もさらに増えていくことが予想される。
同大会は2月9日から2月25日の期間で開催。大会終了直後となる2月28日にはフィジカルシングルの発売も予定。こちらの好セールスも期待される。
日本でのバイラルチャートでは、4週連続上位をキープ。特に「Discover Weekly」、「Daily Mix」や「Release Radar」等の“アルゴリズムプレイリスト”を通じて世界中のリスナーに届けられ始めていることから、4週経った今も多くのリスナーに「発見」され、「シェア」され続けている。
なお、『WADA SOUL COVERS〜』もiTunesのR&B/ソウル・ランキンで1位を獲得するなど、着実に広がりを見せており、Spotifyのバイラルチャートを入り口に今後、どのように波及していくのか推移が注目される。
また、デジタルアルバムも発売3週目から当週に至るまで、週間で約0.2万〜0.4万ダウンロードをキープ。累計では6.6万ダウロードとなっている。
なお、米津関連作では菅田将暉とコラボレーションした「灰色と青」やDAOKOとの「打上花火」がフィジカル・デジタルともに息の長いセールスになっており、特に「打上花火」はサブスクリプションサービスの上位常連作。
さらに現在は、TBS系金曜ドラマ『アンナチュラル』の主題歌「Lemon」も話題に。同作は2月12日より先行配信がスタートしている。