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スズキ・カタナ(MR/6MT)【レビュー】


令和の名刀

2018年にドイツで発表されるや、世界中のベテランライダーをアッと驚かせた新生「スズキ・カタナ」。その走りは、「カタナ」を名乗るのにふさわしいものなのか? オリジナルにも詳しい後藤 武が、新型の仕上がりを報告する。

素材を生かして復活

世界中の多くのバイクマニアたちから注目される中で発売されたのがスズキのカタナだ。1980年代初頭にセンセーショナルにデビューし、現在でも名車といわれている初代、「GSX1100S KATANA(カタナ)」のイメージと名前を受け継いだモデルである。

往年のイメージをまとうマシンはこれまでもいろいろあって、走りやメカニズムも当時を再現したモデルもあれば、外観こそクラシックなものの、装備や走りは最新というモデルもある。カタナは後者だ。

ベースは、スポーツネイキッドの「GSX-S1000」。新しいデザインを身にまとい、足まわりやポジションなどを変更。新時代のカタナとして生まれ変わることになった。

搭載しているエンジンは、スズキのスーパースポーツの旗艦である「GSX-R1000」がベース。2005年から2008年に生産された「K5」と呼ばれるモデルのものだ。当時のスーパースポーツとしては異例なほどロングストロークのため全域で非常にトルキー。新型カタナのようなマシンにはうってつけのパワーユニットだ。

新型カタナは、1000ccもあるビッグバイクだが、取り回しで重さはさほど感じない。またシートの前の方が低く、幅も絞られているので足つき性も悪くない。このあたりはビッグバイクビギナーにとってはありがたいところ。ただ、その関係でシートの後ろが上がっているため、走りだしてしばらくはお尻が常に持ち上げられているような感じがする。慣れてしまえば気にならなくなるのだけれど、最初のうちは違和感があった。

ハンドルは大きめのアップハンドルで上体が起き上がるため、ストリートをゆっくり走っていても疲れが少ない。そしてこのハンドルを利用してマシンのコントロールもしやすい。大きなマシンを振り回すようにして乗ることも可能だ。...

提供元:webCG

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