年々、食にまつわる関心が高まる台湾。台中から農業・食料・環境にフォーカスして発信を続けているのが「上下游News&Market」です。安心でおいしいメイドイン台湾の食品がそろうショップを紹介します。
食べる台湾「上下游News&Market」
台湾アートに触れられる台湾国立美術館を南にまっすぐ進むと「上下游News&Market」のショップが見えてきます。徒歩5分ほどで、お散歩にちょうどいい距離です。台湾でおなじみのお買い物バッグが描かれた看板を目印にしてくださいね。
日差しが心地いい店内に並ぶのは、台湾各地から集まったさまざまな商品。農家さんと直接契約をしていて、豊かな自然のもとで育った食材が、新鮮なかたちで届きます。
作り手と買い手をつなぐプラットフォーム「上下游News&Market」に、地元の人もお目当ての商品を求めて立ち寄ります。
「上下游News&Market」の入口に、コンセプトが記されたボードが掲げられています。
・台湾で自然栽培されたお米
・小さな農家から届く新鮮な旬のもの
・その週にとれたばかりのピーナッツクリームとゴマクリーム
・手作りのドライフルーツ
・台湾産の五穀雑穀と雑貨
・台湾の食や農業にまつわる雑誌
台湾の大地から生まれた商品と出会ってくださいね。
とれたてピーナッツバター&新鮮ジャム
「上下游News&Market」のオリジナル商品・ピーナッツバター。
2組の農家さんが有機栽培でつくる、収穫されたばかりのピーナッツだけが使われています。厳しい品質検査を合格した選りすぐりのピーナッツだから、迷いなく口にすることができます。
プレーン・チョコ・砂糖入りなどの種類があり、試食もできます。濃厚な味わいに驚いてください!
台湾といえば、おいしい果物の宝庫。各地から集まってきたマンゴー・パイナップル・イチゴ・オレンジ・レモン・グァバ・パッションフルーツ・梅など、その時々のうま味が凝縮されたジャムが並びます。ラインナップは季節によって変わります。旬のおいしさを楽しんでくださいね。
「鳳梨芒果」パイナップルマンゴー
パイナップルの果肉がゴロゴロ、その奥からマンゴーの甘みがにじみ出すジャム。パンやヨーグルトはもちろんのこと、紅茶や緑茶に入れるとフワッとした果実の風味が広がります。
「花生醤」ピーナッツバター(プレーン味)
ずっしり重みすら感じる濃厚なピーナッツバターです。自然の甘みがあり、栄養が凝縮された味わい。ごま和えやドレッシングなどにもアレンジできて、重宝すること間違いなしです。
持ち帰りたい!メイドイン台湾
シンプルなシルバーのパッケージが目をひく「米菓」。自然栽培で育ったお米に、ほんのりとみそ味が広がる米スナックです。ふわっサクッな食感でお年寄りや子どもにも安心、また体に良いものだけで作られているので、ダイエットが気になる方もどうぞ。
イラストが可愛い「台湾玉米好棒棒」。台湾産の遺伝子組み換えではないトウモロコシを使用した、100%穀物だけの栄養価値が高い棒状のスナックです。
どちらも食と真っすぐに向き合う「上下游News&Market」のオリジナル商品。大きめサイズなので、大人数で共有したいおみやげにぴったりです。
台湾フルーツを使った商品も見逃せません。
「土芒果青」は4〜5月ころにしか出回らない、野生に一番近いといわれる土芒果を使用したドライフルーツ。まだ青い完熟前の酸味を含んだ独特の味わいが楽しめます。
「鳳梨乾」は屏東地方の有機栽培で育てられたパイナップルのドライフルーツ。自然豊かな風味が口の中に広がります。
「蜜漬洛神花」はハイビスカスの原料となるローゼルを砂糖と蜂蜜で付けたもの。クエン酸やビタミンCが豊富で、美肌効果があると台湾女子にも人気があります。味わってみる価値あり!
台湾らしさ満点なのが「梅子粉」です。無農薬で育てられた梅の実に、昔ながらの製法で塩・砂糖・甘草を加え粉末にしたもの。甘じょっぱい独特の味わいで、台湾ではグァバをはじめとするさまざまな果物にかけていただきます。持ち帰って、日本で台湾スタイルを再現してみてくださいね。
あれこれ試そう!台湾ドリンク&ヘルシー油
台湾茶の取り揃えも充実しています。
南投県魚池郷にある日月老茶廠のお茶は、自然農法栽培でていねいにつくられたもの。日本統治時代から100年の歴史があります。ウーロン茶や紅茶、茶葉やティーパックなど種類豊富なので、用途に合わせてチョイスしましょう。
エキナセアやタンジン・レイシなどを原料とする健康茶もあります。効果効能をチェックしてみては。
デザートでもおなじみの仙草茶やフルーツドリンク、最近話題の台湾クラフトビールに、オーガニックコーヒーも並んでいます。瓶はちょっと…という場合は、ホテルでよく冷やして喉を潤してくださいね。
台湾産のヘルシーな油は、地元の方にも人気のラインナップ。
ごま油をはじめ、麺やサラダとよく合うピーナッツ油、オメガ3が豊富なアマニ油など健康とおいしさをかなえるものばかりです。
店内をすみずみまでチェック!
子どもたちの笑顔がキュートな「小麥練習曲」。台湾産の小麦を使ってお菓子を作ります。台湾で収穫された小麦の味を知り、自身の手で触れて作って食べるまでを体験してもらいたいという思いが込められています。子どもでも簡単にできるので、一緒にチャレンジしてみましょう。
オーガニックコーナーには、肌にやさしい化粧品やシャンプー・石けんなどがズラリ。なかでも防蚊液という虫除けスプレーは、台湾リピーターなら見逃せない必需品です。虫刺されが気になる前にさっと取り出して、快適に過ごしてくださいね。
入口近くにある「基地小書房」には、台湾の食にまつわる雑誌や書物がそろっています。デザインや写真で楽しめるものばかりなので、ページをめくってみてくださいね。またポストカードなどの雑貨もあり、お気に入りが見つかるかもしれません。すみずみまで、お見逃しなく!
上下游News&Marketの基本情報
住所:台中市西區五權西二街100號
電話番号:+886-4-2378-3835
営業時間:10時〜18時
定休日:日曜日
アクセス:バス(23.56.71.75など)で美術館(五權西路)下車。国立台湾美術館より徒歩約5分
2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
上下游News&Market
https://www.newsmarket.com.tw/shop/
【トラベルジェイピー・ナビゲーター】
田中 六花
