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中と洋のマリアージュ!台北「郭元益的家」の新感覚台湾スイーツ


「郭元益」といえば、台湾で最古の歴史を誇る伝統菓子のお店。台北はもちろん、台湾全土にあまたの店舗を抱える有名店ですが、菓子舗とは別にカフェも経営していることはあまり知られていません。台北北部士林区にある古民家を再利用したレトロなカフェ「郭元益的家」では、「郭元益」の商品とはまた違った、新感覚のお菓子を味わうことができます。

台湾レトロが新しい!

写真:たぐち ひろみ

台湾人なら誰もがその名を知る「郭元益(クオユエンイー)」は、創業が1867年と、台湾で最も古い菓子メーカーです。現在は全国各地に販売網を展開する大企業となっていますが、始まりは台北北部・士林の地に開いた一軒の小さなお店でした。
今でも郭元益本社があるその士林区に、2015年、直営のカフェ「House of Kuo 郭元益的家」は開業しました。築80年の古い家屋を、レンガ、梁、ガラスなどを多く用いたレトロモダンな店舗に全面改装。昔ながらの路地裏をイメージして、入口をあえて奥まった場所に配置するなど、ディテールにもこだわりが。日本の昭和レトロともちょっと違う、趣ある店構えです。

太陽光が降り注ぐ、「郭元益的家」の開放的な店内

写真:たぐち ひろみ

入店してまず目を引くのが、壁一面を覆う赤いレンガ。台湾の古民家の外壁に多く見受けられる素材です。店内にはアンティーク家具や小物がずらりと並び、50年代の生活シーンを彷彿とさせます。見上げれば天井はすべてガラス張り。開放感いっぱいの居心地よいスペースです。
客席はさらに上階にも。もともと住居として使用されていたという広いテラス付きの2階と個室仕様の3階は、まるで自宅のリビングにいるようなくつろぎ感を与えてくれます。

全部で25種類!じっくり味わいたいミニ・スイーツ&スナック

写真:郭元益的家

このお店では、老舗「郭元益」が長年作り続けている伝統菓子や、そこからヒントを得て編み出された新作菓子、マカロン、スナックサイズの小むすびなど、多彩なミニ・スイーツ&スナック(Finger Snacks)を味わうことができます。その総数はなんと25種類! 手渡されるメニューにひとつひとつ写真と英語名入りで紹介されています。
これらスイーツ&スナックの完全制覇を狙うなら、ぜひ25種類全部がセットになった「一遊味盡(Full Selection of 25)」(写真中央、720台湾ドル=2580円)にチャレンジしてください。多くは「郭元益」で売られているお菓子よりやや小ぶりになっているため、頑張ればきっと1人でも大丈夫!

写真:たぐち ひろみ

または、25品の中から5つだけ好きなものを選ぶ「五味具全(Pick your favorite 5)」(160台湾ドル=570円)もおすすめ。お好みの台湾茶(こちらも160台湾ドル)と組み合わせて、アフタヌーンティーとして楽しむのにちょうどよいボリュームです。
写真は左から、パイナップルケーキ、台湾らくがん「珍珠ナイ軋(シンジューナイヤ―)」、郭元益の看板商品「冰沙餡餅(ビンシャーシエンビン)」、小豆と黄身入りまんじゅう「金沙蛋黄酥(ジュンシャーダンフアンスー)」、そしてこのお店イチオシ「チャオガオーザイ」です。

郭元益的家オリジナル創作スイーツ「チャオガオーザイ」

写真:たぐち ひろみ

この「巧ガオー仔(チャオガオーザイ)」は、台湾の伝統菓子「らくがん」を進化させた、このカフェ限定オリジナル・スイーツ。緑豆、ごま、ピーナッツなど、昔ながらの食材でできたペーストを、ミルクチョコや、ダークチョコ、ホワイトチョコでコーティングしています。
一見トリュフチョコと見間違えそうな外観ですが、一口食べるとこれが全然違う! チョコレート独特のうまみが、豆・ごまの風味と口の中でみごとに溶け合って、これまで知らなかったような新しい味わいを生み出します。中と洋の危うくも絶妙なハーモニー。ひとつ食べたら、もうひとつ!と、ついつい手を伸ばしてしまう美味しさです。
全部で8種類あるこの「チャオガオーザイ」。このお店では、その全部が入った持ち帰り用パッケージも販売しているので、あとでゆっくり味わいたい方はぜひ。このお店だけの限定販売です。

併せて訪れたい郭元益本社ビル

写真:たぐち ひろみ

このカフェと目と鼻の先にあるのが、郭元益本社ビルです。ここには「郭元益お菓子博物館」が入っていて、台湾の伝統菓子作りの体験クラスを毎日開講しています。中でもパイナップルケーキ作りは日本人旅行者になかなかの人気です。
朝8時から夜9時まで営業する「郭元益的家」では、ちゃんとした食事も提供しているので、お菓子作り体験の終了後、その足でこちらに来てランチというのもよさそうです。

写真:たぐち ひろみ

本社ビルの1階は、郭元益の士林本店。自慢のパイナップルケーキや「冰沙餡餅」など、定番の台湾菓子を各種販売しています。写真は、カフェでも提供されている台湾らくがん。もともと宮廷で食べられていた高級菓子だそうで、上品な甘さと柔らかな口当たりが魅力です。緑豆、ピーナッツ、黒ゴマなど、種類もいろいろ。2個入りで40台湾ドル(145円)と値段も手頃なので、バラマキ土産にもおすすめですよ。

郭元益的家の基本情報

住所:台北市士林区文林路526号
電話番号:+886-2-2833-8377
営業時間:8:00〜21:00
定休日:火曜日
アクセス:MRT士林駅より徒歩8分
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
郭元益的家 Facebook
https://www.facebook.com/HOK.house.of.kuo
郭元益お菓子博物館 公式サイト
http://www.kuos.com/museum/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
たぐち ひろみ

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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