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メルセデス・ベンツE200カブリオレ スポーツ(FR/9AT)【試乗記】


普通で特別

新型「メルセデス・ベンツEクラス カブリオレ」に試乗した。“先代よりも大きく広くなった”とはいえ、セダンと比べると実用性では大きく劣るのがオープントップモデルの宿命。過去に3台のオープンモデルを乗り継いできたリポーターは、どこに価値を見いだした?

有用性ではなく気持ちよさ

朝クルマを受け取り、箱根や秩父、房総半島などに向かう。高速道路やワインディングロードを走り、夕方には帰ってきてクルマを返却。ようやくクルマに慣れ、親しみが湧いてきたところでお別れしなければならない。試乗では、いつものことだ。後ろ髪を引かれる思いでドライバーズシートから降りるわけだが、その時の気持ちは毎回同じではない。今回は、いつにも増して名残惜しかった。試乗中ずっとEクラス カブリオレを所有する暮らしについて、思いを巡らせていたからだ。

どんなクルマに乗るかでライフスタイルは変わる。逆に、ライフスタイルに合わせてクルマを選ぶこともできる。アウトドア好きならSUVがぴったりで、走り屋にはスポーツカーがふさわしい。子育て中で家族を第一に考えているのであれば、ミニバンの高い実用性が最大の価値となるだろう。オープンカーはどんなライフスタイルに合うのかというと、ちょっと答えに窮する。オープンカーの有用性というのはなかなか思い浮かばない。屋根を開け放って風に身をさらしながら走る気持ちよさだけが、オープンカーを選ぶ動機となる。

Eクラス カブリオレは、4人乗りのオープンカーである。「Eクラス」の一員なのだから、基本性能がしっかりしているのはいうまでもない。正直にいって、セダンに比べれば実用性や利便性で劣る部分はあるだろう。ドアは2枚しかないし、大量の荷物を積むのは無理だ。不便を覚悟しなければならない上に、セダンより値が張る。それでも、あえて普通のクルマとして選ぶには度胸がいる。

試乗したのは、2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載する「E200カブリオレ スポーツ」。最高出力は184psだから、とりたててハイパフォーマンスではない。日常使いで不足のないスタンダードなパワーユニットである。...

提供元:webCG

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